トップ > コラム > 「お前の日当は誰が出しているか」

「お前の日当は誰が出しているか」

  下請工事業脱却 村松利孝 SPECIAL
村松利孝 SPECIAL

下請工事業脱却コンサルティング

有限会社村松鈑金東京オフィス 代表取締役 村松利孝

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

当コンサルタント開催セミナーがあります。


2015-03-07 14.17.25

まだまだ梅雨が続きますが、蒸し暑い日、大雨の日が交互に来て、屋根屋は工事段取りの取りずらい日々が続きます。あなたの専門工事は、雨の影響を受ける業種でしょうか?それともあまり天候に左右されない職種でしょうか?梅雨真っ只中でも商売繁盛していますか?

さて今回は、「お前の日当は誰が出しているか」です。

あなたの会社で働く職人さんに今日、聞いてほしいのです。

「あなたの日当は誰が出しているか分かるか?」

きっと、その職人さんは、

「親方(社長)からもらってます。」

きっと、職人さんでなくとも、事務員さんとか、パートの方もそう言うでしょう。

たぶん、100%近くそう答えるでしょう。

だって直接雇用されているわけだし、毎日仕事を与えられるし、少々、カチンと来ても、親方社長の言うことには逆らわず、言うことを聞いているから?

それは、一見正しいようですが、現実はとんでもなく違います。

実は、職人の日当も、材料の支払いも、社長の給料さえも出してくれている影の支配者が居るのです。

「あっ、分かった!お金を握っているうちの、かみさんだ!」

そうです・・・・・・いや全く違います。

あなたの会社の実権を握っている真の支配者、それは「お客さま」です。

お客様」があなたの提案を買ってくれたから、仕事が発生した。工事が出来た。そして会社口座に現金を頂けた。そうではありませんか?

社長が一番偉いと思っている社長も中には居るでしょう。でもどんな会社でも「お客様」がいなければ成り立ちません。どんなにえばっていても現金収入がなければ、社長なんてただの人以下です。

正直、私自身、下請100%の工事会社時代は、会社のトップはもちろん社長。だから早く社長になりたかった。元請会社の担当者と渡り合って仕事を取ってくるのが社長だと思っていました。だから社長が一番偉いし、社長から給料が出てると普通に思っていました。

でも、自分が直販元請100%の、その社長になって分かったことは、つくづく、うちの会社の一番偉いのは「お客様」なんだと思い知らされました。

冷静に考えたら、そうですよね、売上金は、お客様からしか入ってこない。この事実は、社長にならないと分からないことです。社長は、その現金収入から、職人の日当や、材料費、それに会社の経費までお客様に代わって支払っているに過ぎない。単なる采配係だっていうこと。もちろんその采配で、儲かることも損をすることももちろんありますが。

うちの会社も、間違った感覚の職人や、事務員、パートの集まりだった。このことは社長である自分が、会社の真の実権力者は「お客様である」と毎回毎回朝礼で繰り返し教えてやっとこの頃、理解されてきたことです。

「うちの会社で一番偉いのは、お客様です。」

弊社の一番若い職人社員も普通にそう答えるよう教え込んでいます。そして実際そのことが職人個々に腹に落ちると、お客様に対する姿勢が変わってきます、

仕事さえできたらよかった。無口でぶっきらぼうは態度から、どうしたら「お客様」が喜んでくれるか、どうしたら好かれるのか、どうしたら工程通りに速やかに仕事を終えられるかを真剣に考え行動し始めたのです。

それはそうでしょう。毎月の自分の日当給料は、「お客様」から出してもらっているのだから。お客様対応レベルが上がることが評価され給料がアップするのだから。

いつも私のコラムをお読みのあなたは、おそらく今後は、直販工事比率を高めようと望む方だと思います。それを達成するには、まず、会社の一番偉いを「社長」から、「お客様」に社内意識を完全に変えていく教育努力が必要です。小手先テクニックはそれからです。

 


当コンサルタント開催セミナーがあります。

【工事業専門】直販工事受注への視点
村松利孝

下請工事業脱却コンサルティング

有限会社村松鈑金東京オフィス代表取締役

村松利孝

執筆者のWebサイトはこちら http://motoukeka.com/

当コンサルタントの関連商品を販売しています。
当社の関連商品を販売しています。
当コンサルタントの執筆書籍をご案内
月刊誌(無料)登録フォーム

×