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売上高を10倍に増やすために必要な要素

SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社

代表取締役 

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

売上高を10倍に増やすために必要な要素

サラリーマン時代にお世話になった先輩は健康維持のためにマラソンをやっておられ、東京マラソンにも2回ほど参加されたことがあります。

10㎞コースに参加する際にはマラソン仲間から、「月に20kmぐらい走り込んでおけば大丈夫」と言われていました。そして、いざフルマラソンに参加する際に言われたのは、「月に200kmは走らないとダメ!」

走る距離が4倍に増えたからといって、練習量を単純に4倍増やせばよいという訳にはいかないそうです。

さて、会社経営で考えた場合、売上高3,000万円の会社と3億円の会社では必要とされるものが違ってきます

売上高3,000万円の会社に必要なものを仮に100とした場合、売上高3億円の会社で必要なのは100×10=1,000ではなく、3,000であったり、5,000であったりします。

売上高3,000万円であれば社長1人でも達成できるかもしれません。でも、さすがに売上高3億円となると社長1人でやるのは難しく、誰かの手助けが要ります。その際、自分だけであれば、すぐに完結するものがなかなか終わらなかったり、社員同士のいざこざで進捗が遅れたりするので、いろいろと段取りを整えなければいけません。

マラソンの例で言えば、月に20km走るという目標なら、週末に5kmずつ走る、1日2kmを3日に1回走る、という感じでなんとなくできそうな気がします。

けれども月に200km走るという場合はどうでしょか?

平日は週3日10kmずつ走る+週末に20km走る、これを4週続けてようやく200kmになる計算です。このため、「今日は寒いから止めておこう」「飲んで遅くなったので、今日は無理」みたいなことが続くと、目標は達成できません。

日頃から自分のペース配分を考えて、やる時は必ずやる、もし、やれなかった時は代替策でやる、不足分は次に上乗せしてやる、というように「やる」ことを前提にして仕組みを構築していかないと、よほど意思の強い人でない限り途中で断念してしまうのではないでしょうか。

会社が更に大きな売上を目指す時には必ずやらなければいけないことがあります。

それは、業務プロセスの見直しです。そして、今まで100でよかったものを3,000や5,000にするためには発想の転換が必要です。

また、目標が高くなると、必ず苦しくなる時があります。フルマラソンを走る際にも、必ず途中で苦しくなる時があるそうです。その時、どこをどうやって持ち直してゴールを目指すのか。

これは、単にやり方を変えてマネジメントするだけではなく、苦しくてもなんとかやり切るという気持ちの面も鍛える必要があります。

売上高を10倍にするには今までの発想を転換して、業務プロセスを見直し、日頃からマネジメント力をフルに活かして、苦しくてもやり切る精神面も強化する。

心技体が備わってこそ、ゴールに到達できるのはマラソンも会社経営も同じです。

 

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