社員研修を台無しにする○○○○

  組織の成長加速 木村英一 SPECIAL
木村英一 SPECIAL

組織の成長加速コンサルティング

株式会社グロースサポート 代表取締役 木村英一

組織の成長加速を促し、業績躍進を実現させる辣腕コンサルタント。これまで130社以上の企業において、経営者のコンサルティング、経営幹部、経営リーダーの育成に携わる。組織とリーダーの成長段階を知り尽くし、経営者と同じ目線で語ることのできる希有なコンサルタントとして活躍中。


「先日実施した営業研修なんですけど、前半の座学は、新しい発見があったようなんですが、後半のフォローアップは、あまり評判が良くなかったようなんですよ」昨年から創業第2期を宣言され、様々な研修を導入している九州基盤の成長著しい企業のトップ、Y社長がおっしゃいました。

これを聞いてすかさず「社長は参加者の方々の感想を聞かれてどのようにお話になったのですか」と私は質問しました。

すると「たしか営業部門会議で話しがでて、『次回は別のところを検討しようか』と伝えたように記憶しています」と社長。

「社長、今のままではどんな研修をやったところで、成果がでるようには思えません。ただ、知識太りするだけでです。」「地区予選一回戦で敗退したチームの選手が、オリンピック出場選手の指導を受けて、「あの人は今ひとつ」なんて言ってるようなものです。」と私。


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食べることは人に満足をもたらすように、知識を得ることも人に満足をもたらします。食べるばかりで運動しないと人が病気になるように、知識も得るばかりで実践しないと知識バカになります。

知識バカといのは、本当に困ったもの。新しい知識に遭遇すると、まるでチョコレートを口に入れたときにように大喜びをして、次の知識、次の知識と手を出していきます。まるで、チョコレートを一つ食べると、もう一つチョコレートに手を伸ばすようにです。

知識は貯めることはできません。賞味期限が短いナマモノです。使わずため込むとすぐに腐り始めます。

これは私の勝手な考えですが、実践を伴わない知識の習得は意味がないだけではなく、危険ですらあります。

知識を獲得するとなんだか偉くなった気分になります。それが続くと、いつしか知識を入れるだけで「やれるつもり」に変わっていきます。勘違いが生まれるのです。実際には「やれない」のに、「やれるつもり」になる。

こうなると、本当に必要な知識が入りにくくなる新しい知識が入ってきた時に、出来もしないのに、「あーこれしってる」といって、本来その人に必要な知識を受け取らず
流してしまうようになります。知識バカの誕生です。

知識バカはもちろん、成果を出しません。知識バカが多い組織は、成果をだしません。成果を上げるために行った研修が仇となり、更に成果から遠ざかる知識バカを量産することになりかねないことを良く覚えていてください。


社長が、目の前の作業をこなすことで毎日が終わっている社員を見ていると、心配になるのは分かります。しかし、相手が腹も減ってもいないのに、「食べろ食べろ」と言われるても、げっぷを繰り返すだけでしょう。

「空腹は最大のソースなり」という言葉がありますが、知識に対する飢餓状態を作ることで、「もっと知りたい」と思うように仕向けることのほうがずっと大切です。そのためには、社員に問いかけをすることです。

目の前の作業を効率的にするためにはどうするのか?
目の前の作業の質を改善するためにはどうするのか?
目の前の作業を半分の時間でやるためにはどうするか?
同じ時間で働いて売上げを2倍にするためにはどうするのか?
同じ時間を働いて毎年20%ずつ売上げを上げるためにはどうするのか?
10年後今と同じ働き方はできるのだろうか?
10歳上の先輩は、あなたと同じ仕事をしているだろうか?
あなたと同じ作業を続けている10歳年上の人は、幸せそうだろうか?
10年後、同じ時間働いて、2倍の給与をもらうためにはどうしたらいいのか?
10年後、転職したいと思った時に、引く手あまたであるためにはどうしたらいいのか?
こうしたことを問いかけ続ける。そして答えが自分にないのなら、どうやったらその答えが得られるのか考えなさいと伝える。これが、社員を空腹(知識に対する飢餓状態)にさせる方法です。


さて、現在の御社は如何でしょうか?
実践が何よりも重要が当たり前になっていますでしょうか?
それとも、知識バカが量産されているでしょうか?

 


経営者のための、「組織の成長加速法」
木村英一

組織の成長加速コンサルティング

株式会社グロースサポート代表取締役

木村英一

執筆者のWebサイトはこちら https://www.change-growth.jp/

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