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社長の力で一歩抜きんでることの意味―リスクを恐れていては何も実現しない―  

SPECIAL

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション

代表取締役 

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

それまで、情報発信に取り組んでこなかった社長が、何かしらの形でそのこと(情報発信)を始めるとすれば、それは「新しいことへの挑戦」ということになります。それを「是非やりましょう!」とお勧めするのが私の立場ですが、そうすると必ずこういった反論が出てきます。

「先生はそう言うが、そもそもSNSなどと言うのは、何かと叩かれる状況に陥りやすいんじゃないの? 下手なことを書いて誹謗中傷の的になったとか炎上したなんて言いうのはよく聞く話だ。リスクが結構高いんじゃないの?」

まあ、この質問に対する一番シンプルな答えは「下手なことを書かなきゃいいんですよ。」ということになるのですが、確かにこの社長のおっしゃるように、何が攻撃材料にされるか予測不能、不透明な世の中でもあります。

余計なことをしなければ余計な心配をしなくても済む、というのは当たり前の理屈でしょう。

それでは、この情報発信云々の前に、そもそも「リスクを取る」という点について考えてみましょう。

現状の経営が頭打ちである、或いは下降傾向にある、という場合、何かしらの新しい手を考えなければならない、というのはご理解いただけると思います。

何もしないで、現状が回復する、或いは上昇していくなどと言うことは現代ではあり得ません。

昔のように好不況がほぼ定期的に循環型で巡ってきていた時代はそういったことも考えられたでしょう。しかし、そんなのどかな時代はとっくに終わりを告げました。

現代経営においては何か新しい基軸、アイデアを出さなければ確実に下降線をたどって行きます。

そこで経営者のみなさんは、情報を収集し考え知恵を絞ると思います。

その結果、経営者が導き出した結論は、ほとんどの場合自社がそれまで試みたことのない新しい切り口になるはずです。

そして、これにチャレンジするということは、ほぼ間違いなくリスクを伴います。

それまでやったことがない訳ですから当たり前といえば当たり前のことです。

ここで「リスクがあるからやっぱりやめよう。」と思うかどうかです。

リスクを取らないということは、緩やかではあるが確実な死(多くの場合「廃業」)をもたらします。

一方、リスクを取って新しいことにチャレンジするというのは、成功するかも知れないけれど、下手をすれば劇的な死(多くの場合「倒産」)といったことをもたらす可能性があります。

経営者には「さあ、どっちを取りますか?」ということになるのです。

経営者が新しいことにチャレンジするというのは、こういった事態も想定して臨む覚悟が必要なのです。

ただ、ここで言えるのは、リスクを取ったチャレンジというのは、例え失敗してもそのすべてが劇的な死(倒産)に至る訳ではない、ということです。

「トライ&エラー」と言った考え方で、うまくリスクを最小限に抑えながら継続的にチャレンジしていくことは不可能ではありません。

むしろその方が成功の可能性は高いでしょう。

確実に言えるのは、座して何もしなければ緩やかな死(廃業)に至ることは間違いないということです。

これに対して、リスクを取ってチャレンジすれば、生き残るばかりか更なる成功の可能性も生まれるということなのです。

事業の永続的な繁栄を願うのであればどちらを選ぶべきか、言うまでもないでしょう。

さてここで、情報発信に話を戻しましょう。冒頭取り上げたのは、SNSなどで情報発信するというのは、炎上或いは誹謗中傷といったリスクはないのか、という危惧のお話でした。

私は、これは0(ゼロ)とは言いませんが起こりにくい、と思っています。なぜなら、経営者が行なう事業についての情報発信であれば、通常ネガティブな内容を発信する必要がないからです。というより、ここにおいては、意図的にポジティブで前向きな姿勢を常に見せるべきです。

それでも、仮に誹謗中傷などがあったとしても、それはおそらく一過性のものとして収まると思います。ポジティブで前向きな姿勢に対して、相手が攻撃を続ける理由がないからです。

私はこのように、情報発信に関するリスクについては、基本的にそれほど危惧する必要はないと考えています。

そんなことを心配するよりも、どんな風にポジティブに明るく楽しく我が社のこだわりやアピールポイントを伝えていくか、を考える方がよほど前向きで建設的である、と思うのですがいかがですか。

  

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