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パートさんの評価を決める方法

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

上司の評価(2次評価)を経営者が指導する場所として、成長支援会議を活用します。最終的には全上司で全部下の評価を決める会議ではありますが、上司によって評価にいわゆる「甘辛」があり、これが経営者にとっては頭を抱える問題でした。

頭を抱える理由は経営者が評価の仕方を上司に教えていないためであり、それは上司の問題ではありません。

この成長支援会議を4回実施すると、5回目からは今までとはまったく想像もつかない短時間で経営者と同じ様な評価をするようになります。

それと同じように、パートさんを多く雇用されている企業では成長シートではなく星取表を活用している会社もあります。星取表とは、ある仕事を5段階で評価します。

1点……その仕事をやっていない
2点……その仕事を少しやり始めた
3点……その仕事をかなりできるようになった
4点……その仕事を1人でできるようになった
5点……その仕事を他の従業員に教えていた

この星取表の評価で上司が迷うのは、
「3点……その仕事をかなりできるようになった」という判断でしょう。

2点と4点では迷うことはありません。そのため、どんなときに3点という評価をするのか、全上司が集まってその評価の仕方について研修をする必要があります。

正社員の成長支援会議と同じようにパート版の成長支援会議を実施し、経営者が思うような評価をするためには、どのような内容であったら3点の評価をするかを統一的に決める必要があります。

最初は上司によってさまざまな評価をしていましたが、パート版成長支援会議を重ねることで成長基準の1、2、3、4、5点が上司によって異なることのない統一した評価ができるようになります。

これによってこの組織はパートさんの評価も全上司が同じようにすることができるようになり、パートさんも安心して仕事ができるようになります。

パートさんが嫌な思いをするのは、上司によって違う評価をされることです。これがすべて解決できるようになります。また、上司はタイムリーに評価をすることができるようになり、指導力もつくようになります。

パートさんの人数の多い会社ではこのパート版成長支援会議を実施し、すべてのパートさんの評価が上司間で統一されるようにしてください。

 

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