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私の店にホームページは必要ですか?

SPECIAL

社内独立店開コンサルタント

株式会社ストアブレインコンサルティング

代表取締役 

経営コンサルタント。アパレル、小売、飲食チェーン指導などに強みを持ち、店長再生から店舗最盛へとつなげていく独自の「社内独立店開」手法を指導する専門家。
自らは店舗を持たない「販売・運営」に特化した経営スタイルに、多くの異業種経営者、店長が注目。路面店から百貨店、都心型SC、郊外型ショッピングモール…など、多様なチャネルで成果を上げ、店舗の強みを引き出す天才と称されている。

この度の西日本豪雨により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復旧、復興をお祈りいたします。

皆さんの店では自社のウェブサイト(ホームページ)を持っていますか?そしてそれをきちんと運用していますか?

店舗ビジネスではお客様への認知、集客へのきっかけとして、自社のホームページを持つことは必須となります。個人でやっているような小さい店でも、今は絶対に作っておくべきです。SNSや集客サイトだけではどこかで行き詰ることになります。

なぜホームページが必要なのでしょうか。 

結論から言えば、“お客様に「自社が大切にする価値観」をもれなく伝えるにはホームページが最適だから”に他なりません。 

たとえばお客様は飲食店を探す時、ホットペッパー、ぐるなび、食べログなどの業界に特化したアプリや集客サイトで検索もしますが、普通に地域名、ジャンルなどでの検索も必ず行います。また、友人知人の紹介、口コミなどで知った店などは必ず検索し、その情報を確認します。その時にホームページが無ければ、自身がコントロールできない情報しかお客様には伝わらず、店が大切にしている価値観を十分に伝えることができないのです。 

前述の集客サイトで自社店舗のレビューが信頼できるものであればいいですが、中には誹謗中傷もあります。あることないこと好き勝手に書く輩も存在するのです。真に受ける人は少ないかもしれませんが、店舗としてはイメージダウンにしかなりません(前提として、きちんとした店舗運営をしていなければダメですが)。 

繰り返しになりますが、本当に来てほしいお客様に情報をしっかりと伝えることができるツールとしては自社のホームページが最適です。ホームページが無い場合、その店の信用度が上がることはないでしょう。なぜなら他社が作ったフォーマットでの情報発信は内容が軽すぎるのです。おまけに集客も他力本願になってしまいます。

もっとも、ホームページを作るのは大事なことですが、ただ作るだけではほとんど意味がありません。 

ホームページは「生きている」ことが絶対的な必要条件です。生きているとは、新陳代謝をしていることです。つまり情報が常に更新され、必要のない古い情報は削除され、新鮮な状態を保っていることです。 

毎日でなくとも、最低でも週に1回は情報を更新することです。それを続けるのが大事なのです。たまに(よくある?)数年前から全く変わらないホームページを見ることがあります。1年以上前に更新されなくなったブログ… 数年前のスタッフの写真… 何年前かもわからないお勧め商品… これだと逆にお客様は不安になります。ないほうがマシですね。 

また、ホームページはおしゃれでかっこいいデザインである必要はありません。さらに多機能である必要もありません。それよりもお客様が必要とする情報を見やすい状態でしっかりと入れ込むことです。 

では、お客様が必要とする情報とは何でしょうか。   

それは、 

「なぜその店を始めたのか」

「なぜそのモノやサービスを提供しているのか」

「どういう価値観のもとで店を運営しているのか」 

という問いに対する答えです。

これらは、どんな店であれ漏らさず入れ込むべき情報となります。 

単なる店舗情報(住所、電話番号、営業時間、店休日、メニュー、コース、店舗リストなどなど)に関しては、もちろん必要です。ただこれらはSNSや集客サイトでもフォーマットとして当然あるもので、グーグルでも(登録してあれば)確認できます。つまり情報としての価値は高くない(あって当たり前)ということです。 

それだけの情報で選ばれる店は、それだけの情報で選ばれなくなります。メニューや価格だけで選ばれても長続きしないのです。せっかくホームページを作ったのならば、前述の3つの問いに真剣に向かい合い、見やすい場所に配置し、お客様に積極的に発信してください。

お客様の心を揺さぶるのは、ここしかありません。

黙っていてはお客様には何も伝わりません。感じ取ってもくれません。自分から発信するしかないのです。そのための一番の手段がホームページです。その結果、残念ながら自店を選ばない人も出てくるでしょう。しかし、逆に熱烈に支持をしてくれるお客様も必ず出てきます。

皆から好かれる必要はまったくありません。というよりもそれは不可能です。自身の価値観と合うお客様と出会うためにも、ぜひホームページはつくりましょう。

あなたを必要とするお客様がそれを待ち望んでいます。

 

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