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ネット販売だけではない、あらゆる通販が秘める大きな未来

  ギフト通販 園和弘 SPECIAL
園和弘 SPECIAL

ギフト通販コンサルタント

ソーノカスタマーマーケティング株式会社 代表取締役 園和弘

ギフト通販コンサルタント。通販業界、ギフト業界で通算25年以上の職務経験を経て、ギフト最大手のシャディ(株)を退社。2015年、長年培ったノウハウを全国中小企業の発展にお役立ていただきたいという思いから、絶対顧客視点を掲げた通販専門のコンサルティング&プロデュース会社、ソーノカスタマーマーケティング株式会社を設立。2017年10月にはギフトの通販ビジネスコンサルティングに特化した、売れるギフト通販研究所を立ち上げ多くの企業を指導。

 またまた大型台風が日本列島を横断、今回は東京方面でも猛威を振るい、JRが午後8時で全線ストップするなどもありました。

電車やバスが止まれば、次の交通手段はタクシーを待ったり、身内や友人の車のお迎えを待ったり。車は暴風雨での運転は危ないですが、よほどでない限りは道が封鎖とはならないので、こういう時は重宝します。

昔は一家に一台とも言われた車ですが、今では少子高齢化の影響や、都心や若者の車離れが進んでおり、国内の新車販売は毎年落ち込んでいます。シェアエコノミーの流れからカーシェアは伸びていますが。

しかし、輸入車に限っては復活傾向にあり、2017年には国内の輸入車販売台数が20年振りに30万台を突破、中でも600万円以上の高級車が伸びているとか。

さて、高級外車と通販。一見、関係のない世界に見えます。試乗すら出来ない通販で、高級外車の販売は成立するのか?そんな挑戦が動き出しています。

以前のコラムでも取り上げた、通販の新潮流D to CD to Cとは、Direct to Consumerの略で、「メーカー直販」のことです。特に通販の先進国であるアメリカでは大手の消費財メーカー(化粧品やシャンプーなど)などがリアル店舗や代理店を通じた販売でなく、ネットを介在したECでの販売の動きを活発化させていますが、ここ日本の大手製造メーカーでは、その動きはさほど表面化はしていません。ですが、これからは変わっていくでしょう。

新たな日本国内でのDtoCの動きの中で、先日メルセデスベンツが公式オンラインショップ限定での販売も開始しました。そんな中、大手TVショッピングのジュピターショップチャンネルが、高級車BMWを来月11月24日に販売するとの先行発表が先日ありました。BMWが日本のテレビ通販番組に登場するのは今回が初めてだそうです。

以前もショップチャンネルでは、ランボルギーニを販売したことがあるそうですが、今回はより普及しているBMWなので、近くにディーラーの無い地方の見込客はもちろん、店舗であれこれ迷うのが面倒な層などの潜在ニーズを掴む可能性は、多いにあるのではないかと見ています。

この形態は、D to B to CDirect to Business to Consumer)とも言い表せます。今回の方法は大手通販会社と取り組んだ販売です。以下に発表されている販売の概要を記しておきます。

車種:BMW i3Atelier レンジ・エクステンダー装備車(以下、BMW i3EV車(電気自動車)

販売数10台限定

価格:(未発表)店舗でオプション込み6389千円の車を、さらに魅力的な価格とショップチャンネルだけのオプション付きで提供

出演者:営業成績の高いBMW担当者が、BMW i3や電気自動車について解説

販売方法 :ショップチャンネルは車購入の頭金充当の「車両購入クーポン」を販売購入クーポンには、ショップチャンネルならではのさまざまな特典を付与)

BMW i3』購入までの流れは次の通り。

(1)ショップチャンネルに申し込み:「車両購入クーポン」を購入

(2)証書を受領:ショップチャンネルから証書を郵送

(3)BMWから連絡:BMW担当者が電話で連絡

(4)BMWの説明:BMW担当者が購入者の自宅を訪問、試乗の実施

(5)購入契約:購入契約手続きを実施

(6)アフターフォロー:BMWによるアフターフォロー

詳しくは分かりませんが、この流れから見ますとショップチャンネルが車を仕入れて売るといった単純な形ではなく、車両購入クーポンを販売するところまでが通販会社が担う役割のようです。クーポン購入後はBMWに引き継ぐ・・・新しい通販の販売形態とも言えます。

今、テレビショッピングの世界では高額な商品を販売することも増えてきています。ジャパネットたかたでは今年から、クルーズ旅行の販売が開始されました。テレビでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本一周クルーズ旅行 910 2名代金 599,600円という旅行商品です。自社でほぼ全てをまかなうジャパネット社らしく自社内に旅行サービス部を設置、船内にはジャパネットのスタッフデスクも用意するという、完全オリジナルな内容です。

ギフトで考えた時、600万円の高級車を通販で贈る・・・といった可能性は少ないでしょうが、クルーズ旅行であればギフト利用の可能性は多いにあります。特に年配になった親へのプレゼントとしては、最高ではないでしょうか。

旅行分野は、内容・価格の比較検討のしやすさからECの利用がものすごく多くなった、書籍・CDなどと並ぶ代表的なジャンルですが、それでもTVショッピングで具体的に紹介されるとすごく分かりやすく価値も伝わりやすいと、ジャパネットの番組を見て感じました。ネットで迷うのが面倒な人もいますし。

このようなショップチャンネルでのBMW販売も、ジャパネットの旅行商品販売も、テレビショッピング・通販での高額商品販売の可能性を感じるものとなっていくことに、大いに期待を寄せています。さらにこういった高額商材がギフト利用にまで達していくことも。

あなたの会社のネット販売事業でも、他の通販の世界にもぜひ注目してみてください。

TVショッピング、ラジオショッピング、ダイレクトメール・折込チラシ、誌上広告・・・

リアルもバーチャルも、デジタルもアナログも、商品ジャンルも関係なく、全ての通販に通じる、今も力強く進み続ける業界先人の知恵が、そこにはたくさん詰まっています。

 

儲かる「ギフト化」の経営視点
園和弘

ギフト通販コンサルタント

ソーノカスタマーマーケティング株式会社代表取締役

園和弘

執筆者のWebサイトはこちら https://urerugift.com

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