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「遅いチェーン企業はルール変更で選別される」

  個店力最大化 伊藤稔 SPECIAL
伊藤稔 SPECIAL

個店力最大化コンサルタント

株式会社 レイブンコンサルティング 代表取締役 伊藤稔

儲かるチェーン店をつくっていくには、時代はいま、「画一化」から「個店力最大化」へと変わっている! 多店舗展開するスケールメリットと、一店一店の魅力を強くして収益力を圧倒的に強くしていく実務とは…。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

「先生、うちのような規模(小さな)のチェーンにも、出来るような事を聞かせてもらえないでしょうか?」セミナー終了近くに質問された 経営者の一言です。

―――まずは、個別相談の時間をおとりください とハッキリ申し上げました。

その理由は、各社がおかれた状況や課題といったことを、お聞きせずに用法をお話しし、活用の仕方を間違えれば、お店をつぶすような大変なこととなるからです。

セミナーに参加される企業の立ち位置や課題は、千差万別でどれ一つとして同じものはありません。

どこでもやっているマネジメント研修のような、これをやれば答えはこうなる といった勉強会とは異なり、個別の経営課題をお聞し、共にそれを実践解決し成長させていくことが、重要と考えるからです。

それは、ドラッグストアの店頭で簡単に買える一般医薬品と「処方せん」薬品の違いのように、その役割は大きく変わってきます。

「処方せん」とは、医師が病気の治療に必要な薬の種類や量、服用法が記載された書類です。薬物治療を行う上で医者の診察を受けることで処方されるこれらの薬は、高い効果があります。
しかし、服用の仕方を一歩間違えれば、副作用によって生命の危険にさらされることもあるわけです。

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チェーン経営の改革も同じで、マネジメント研修であれば、社内幹部でもできるわけです。経営の業務改革となれば専門機関の診断をうけ基本骨子から準備しなくては進めることはできません。

よくあるのは、経営者がこういう準備もせずに、どこかの勉強会で聞きかじってきた話を朝礼で「あれやれ、これやれ」と口頭指示をだす事です。

こうしたことで、振り回されている会社は、すべて中途半端でおわるだけでなく、現場が疲弊することから、成長の道を自ら閉ざしていくことになります。

その証拠に、過去LSPの活用にチャレンジして上手くいかず、ご相談におみえになる企業もおられます。

その共通点が、経営者がどこかで聞いた話を担当役員に丸投げし、結果が出る前にLSPの運用を諦めてしまう。投資をしてもビジネスになっていない、現実がそこにはあるのです。

どのようの進めるのか体系化がされ、その上で社長が進捗を確認することができる。さらに専門機関との連動により、店舗で間違いなくLSPが運用されその推移確認ができる。
こういった一連ことが明確になっているかどうかで、享受できる利益は桁違いに変わってきます。

そういう意味では、社長のご自身の目でセミナーをご覧いただき、自社にとってほんとうに良いものか、厳しい目で見てご判断してください。とも申し上げております。

一方で、すでにこういった導入の壁を乗り越え、数千万~1億単位で成果を手にされる企業も増えてきております。

このチェーンでは、業務改革プロジェクトをスタートさせ、一年目で効果が出て、二年目は横ばいでした。ところがその期中に、次への足掛かりを見つけ、そこから再び人時売上を伸ばし大躍進をされています。

これは、偶然でも、マグレでもなく、それまでに業務改革組織を設定し、人時割レイバースケジュールの実用化させることを、プロジェクトメンバーが一丸となり準備をしてきたからに他ありません。

この状況を社長が見極め 機を逃さずして「人時売上目標をこの水準に持っていく!」とハッキリ宣言されたことが、社員の背中を後押しし、結果を変えるきっかけとなりました。

こういったプロジェクトを、やったことのある経営者であればお分かりになると思いますが、考え方が分かったとしても、実際に店でそれを実行させて成果を得るのには、本当に難しく時間もかかるということです。

このチェーンの場合も、最初は手押しで必死でした。しかし、準備からゆっくりと突破段階へ進み、弾み車のごとく回転が安定していくようになったのです。ゴールを目指し、準備を重ね、長い月日を経たからこそ、今の結果があるといえます。

石の上にも三年といいますが、どんなことであってもしっかりと準備をし、諦めることなく続けることで成し遂げることができる。
だからこそ、早期の着手が重要で、効果が出るまで耐え、その間を支える礎となるのが、自社の実態を反映した人時割レイバースケジュールなのです。

今 取り組みが遅れている企業は、こうした準備段階を飛ばして突破段階に進もうとしたり、魔法の瞬間や救世主の登場を探し求めます。
厳しい現実を直視せず、ルールが変化すると天が落ちてくると騒ぎ、取り残されることの恐怖から慌てて「あれやれ、これやれ」と行動する。
弾み車が加速する前に、社長の心がコロコ ロと変わるため、前に一歩も進むことができないのです。

語弊を恐れず申し上げるとすれば、冒頭、質問されたチェーン企業と後者の企業の売上規模は、今現在、ほぼ同じです。この先がどうなるかは、企業を選ぶ就活生でも想像できることです。

それぞれが、企業の方針なので、どうこういうつもりはありません。大事なことは、自ら行動した企業と、救世主が現れるのを待ち続ける企業で、お客様に与える影響は大きく変わってくるという事です。

これからは、自ら変わる選択をしたチェーンのみが地域に幸せと豊かさを提供できる企業となり、顧客にとってより良い選択ができる商業環境改善がすすんでいきます。

さあ、貴社では、まだ、変わらぬ理由を大きくかざし、お客様に選別される道を選びますか?それとも、変わることで一歩を踏み出し、自社が挑む道を選びますか?

 

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【儲かるチェーン店】 個店力を最大化させて収益を伸ばす経営視点
伊藤稔

個店力最大化コンサルタント

株式会社 レイブンコンサルティング代表取締役

伊藤稔

執筆者のWebサイトはこちら http://www.ravenc.jp

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