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指示待ち社員の教育がイノベーションの鍵!間違わない指導法とは

  ブランディング営業体制 吉澤由美子 SPECIAL
吉澤由美子 SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社 代表取締役 吉澤由美子

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「近頃の若い社員は指示待ちばかりで主体性がない」 

こうお嘆きの経営者や管理者は、日本各地に沢山おられます。おっしゃる通り、今の若い労働者は器用であるものの、自分で考えて行動するのが苦手な人が多い印象です。

ですが、社外での姿を見るとハツラツと行動的で、的確な発言をする若者も存在します。この違いは何でしょうか。これにはオンとオフという違いだけでなく、もっと根本的な環境の違いがあるのです。 

今回は指示待ち社員が誕生する原因と、彼らが主体的に行動してもらうための指導法についてお話していきます。 

 

■指示待ち社員は責任を取らされるのを恐れている

指示待ちの若い社員が一番恐れていること、それは「責任」を取らされることです。まだ経験が浅いこともあり、具体的な責任の取り方が分からないのです。分からないことには手を出したくないため、上司からの指示を待つようになるのです。 

高圧的な経営者や管理者の下で働いているなら、なおさらです。どのような責任を取らされるのか分からず、不安でたまらなくなるでしょう。こうなると、自分の頭で考えて動くことはありません。マニュアルを大切にし、それ以上のことをしようという自由な発想は封じ込めます。 

忘れてはならないのが、若手社員が意見を述べてもことごとく否定していくベテラン社員の存在です。ベテラン社員は経験から、若手社員の提案は困難であると分かっているため否定しているのでしょう。ですが、否定をされた方はそれを知りません。ただ不快感だけが残ります。 

これらの積み重ねが指示待ち社員を生み、職場に停滞感を生じさせています。こうなると若手社員のみならず社内全体のモチベーションが下がり、ゆくゆくは経営に暗い影を落とす結果となるのは明白です。

 

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■指示待ち社員に会社の目的を知らせ、感想を述べさせる

指示待ち社員は何も考えないことが処世術だと考えています。ですから、彼らへの教育でまず行うことは「考え」てもらうことです。自由な彼らの考えを否定せず受け入れ、発言しても安心できる状況を作り出します。 

最初に考えてもらうのに最適なテーマは、会社の社会でのポジションです。会社の設立理念や目的を明確な言葉で伝え、これについてどう考えているか、感じているかを話してもらいます。 

返答がガッカリするようなものであっても、「ユニークな発想だね」などポジティブな返事をしてみてください。決して否定はしないように。短い感想でしたら、他の感想を引き出すようにしましょう。 

ここでは「感じた」ことを述べさせようとしているのですから、業務には関係がありません。どう感じるかは個人の自由であり、その感想が誕生するまでその人の経験の積み重ねがあります。これを否定すると、それまでの人生そのものを否定することにつながるのです。 

人間は自分を否定する人物に対し、愛着を抱くことはありません。これが注意したい点です。 

 

■大きな枠から細かい業務を見ていくクセをつけてもらう

会社の設立理念と目的を伝えたら、今度は目的を達成するために必要なことを指示待ち社員に考えてもらいます。既存概念にとらわれず、自由な発想で意見を述べてもらいましょう。 

例えば、下着メーカーだとします。女性にいつまでも美しくあって欲しいという理念と目的があり、矯正下着などを販売している会社です。会社の目的は女性の美しさですから、化粧品の販売を始めるのでも構わないのです。フィットネスクラブの運営も良いですね。こうやって出てきた提案を否定せず、自由に発言してもらいます。 

次に、指示待ち社員から出てきた意見を達成するために、必要な手段を伝えていきます。予算やマーケティングなど、大きな枠から細かい仕事の説明です。先に挙げた下着メーカーがフィットネスクラブの運営という意見が出たとします。それを実行するのに必要なことを、「これだからできない」と否定するのではなく事実だけを伝えるのです。 

その後、現在の仕事の目的を伝えます。随分遠回りをしますが、大きな枠から物事を見るクセをつけていくと、ゴールが分かりやすいため行動しやすくなるのです。加えて、発言を否定せず耳を傾けることに徹していますから、指示待ち社員に安心感と自信を与えることもできています。 

 

■自由な発想を否定せず、軌道修正を行う

今回は指示待ち社員を能動的に動いてもらう指導法をお話していきました。大きな枠の中に自分も所属し、ここにいても大丈夫だと分かったなら、徐々に能動的に仕事ができるようになるはずです。 

大切なのは、明確な目的を持ち、的確な言葉でそれを伝え、社員に自由な発想をしてもらう。そして、道から外れそうになった時には、軌道修正を経営者自身が行う覚悟です。社員に責任を負わせようとしていては、自由な発想は生まれることはなく指示待ち社員が増える一方です。 

もし一人で行うのが不安でしたら、私に声をかけてやってください。経営者は孤独なものではありません。社外に目を向ければ、あなたの助けになりたい人もいます。一緒に頑張りましょう。 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

 

【ブランディング営業】脱・お願い営業を実現する経営視点
吉澤由美子

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社代表取締役

吉澤由美子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.hc-bm.com/

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