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そのビジネスマナー、本当に必要?無駄を省き効率化のために出来ること

  ブランディング営業体制 吉澤由美子 SPECIAL
吉澤由美子 SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社 代表取締役 吉澤由美子

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「社員がビジネスマナーを覚えてくれない」 

こう言って頭を抱える経営者や管理者は多いものです。ビジネスマナーは仕事をする上で大切なものですから、キチンと守ってもらわないと困りますよね。 

でも、少し考えてみてください。そのビジネスマナー、本当に業務上必要なものでしょうか。有名無実化してしまったものもあるはずです。定期的に見直しを行い、ビジネスマナーのスリム化が必要です。 

意味のないビジネスマナーは周囲を不快にするだけなく、経営悪化の原因の一つになることもあります。今回はこの点を踏まえ、ビジネスマナーについてお話していきましょう。

 

■なぜ、このマナーが必要なのかを考える

マナーとは周囲に対する気遣いです。お互いに気持ち良く過ごすための知恵とも言い換えられます。ビジネスシーンのみならず食事や冠婚葬祭など、日常の様々な場面でマナーは必要になっています。 

それでも、マナーは法律や条例ではありません。ですから、必ずしも守る必要のあるものではないのです。加えて、現在では意味をなさない旧時代のマナーも存在します。 

代表例がテーブルマナーの「フォークの背にライスをのせて食べる」ではないでしょうか。これは元々イギリス式のテーブルマナーで、豆料理を食べる際に用いられていたものが日本ナイズされました。本格的なイギリス料理を食べるなら、このマナーは必要でしょう。しかし、今や和食の一部となった洋食には不要のマナーです。何より食べにくいですよね。非効率です。 

このように形だけを真似、なぜそのマナーが必要になったのかを考えないでいると、とても無駄が多くなるのです。非効率なマナーは既にマナーですらなく、信仰の儀式に過ぎません。つまり、自己満足の世界。そこに周囲への配慮も何もありません。 

自己満足状態を続けていると、話が通じない人・会社だと認識されるようになるでしょう。これは経営に大きな影響を与えます。 

 

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■マナーを強要する人がイノベーションを阻害

時折、マナーを知っているか否かを若手社員に試すベテラン社員が存在します。最初に自由にやらせ、その後「マナーがなっていない」とダメ出し。これこそ非効率の際たるものです。 

この手のベテラン社員が行っているのは若手教育ではありません。単なるイジメ、マウンティング。自分の方がエライと示すだけに行っているものです。これが続くようならパワハラとみなされ、労基の調査が入るようになるでしょう。 

他、マナーの目的を知らせず、守るように言いつける人も問題です。目的のない動作は人間の尊厳を奪います。考えることを止めさせいる状態ですから、新しい発想、イノベーションが起きる機会も奪っています。 

「最近の若い者は」が口癖になっている人も要注意です。ご自身の苦労を否定したくないがために若者を悪者に仕立て上げ、ご自分を正当化しているのは分かります。それでも、何かを否定するには根拠が必要です。その根拠もご自身の経験だけというのは、あまりにも稚拙ではないでしょうか。 

加えて、ぼやくだけぼやいで何もしないのであれば、単なる悪口です。このような人が社会的に信用されるでしょうか。答えは「NO」です。 

 

■マナーの目的を明確にする

ビジネスマナーのみならずマナー全般にいえることですが、目的を明確にしてください。ビジネスマナーなら円滑な業務を目的としています。相手の立場・利益・時間を尊重することで、自分にも利益がもたらされる。ことわざの「情けは人の為ならず」のビジネス版といえますね。 

例えば、取引先の社長と会食するとしましょう。この社長は高齢でトイレが近いため、入り口近くの席を希望しています。この時、希望通り入り口近くに席を設けるのがマナーです。旧来のマナー通り上座に座ってもらうのは、マナーでも何でもなくエゴに過ぎません。 

もう一つ例を。ペーパーレス化を推し進める会社に、分厚いパンフレットを送りつける営業方法は、先方にとって不快です。マナー違反だと捉えられる可能性があります。しかし、別の会社ではじっくり紙のパンフレットで選びたい場合もあります。円滑な業務のためには、取引先がどのようなものを望んでいるかを見極める必要があります。 

先述した通り、マナーは法律でも条令でもないのです。その時々によって変わっていきます。相手がどのようなことを望んでいるかを察し、調べて行動をする。これが本当の意味のマナーです。もちろん基本的なビジネスマナーは覚える必要があります。覚えた上で、TPOに応じて相手が望む形に変化させる柔軟さが大切です。 

あなたはマナーを守ることが「目的」になっていませんか? 

 

■時間は有限だからこそ目的を大切に

マナーのみならずビジネスにおいて目的のない行動は、経営悪化を招きます。あなたの会社の目的は明確に定まっているでしょうか。 

もし、不安になったなら私に声をかけてやってください。私はビジネスマナーインストラクターの資格も有する経営コンサルタントですから、多角的にあなたの会社を診断できます。 

加速する時代に迷わないよう、北極星のような目的を持っていきたいものです。見失った時は羅針盤を外注するのも手ですよ。 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

 

【ブランディング営業】脱・お願い営業を実現する経営視点
吉澤由美子

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社代表取締役

吉澤由美子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.hc-bm.com/

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