「戦略」と「戦術」の違い | 日本コンサルティング推進機構

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「戦略」と「戦術」の違い

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「後藤さん、弊社は「知財戦略」まではとても取り込めていない状況ですが、意匠登録出願をして頂いた部品については、その部品を使った新製品の製造を受託する方向で他社と話が進んでおりますので、この事業で利益を出せる状態になった暁には、「知財戦略」であったと言えるのでしょうか?」

これは、弊社のお客様からメールにていただいた質問の一部です。

6月に拙著「中小企業のための知財戦略2.0」をこのお客様に進呈したところ、早速お読みいただいたようで「果たして自社で行っている事業に知財戦略はあるのだろうか?」という疑問を持たれたようでした。

少ない情報だけで恐縮ですが、皆様はどうお考えになるでしょうか?

上述のお客様は、自社で開発した製品の機能とデザインが特徴的であり、製品のアピールポイントにもなっているようです。これで他社と差別化ができ、利益が出れば知的財産を活用できたことにはなると思います。

この一方、これは果たして「戦略」といえるのか?ということについては、拙著において「戦略」と「戦術」の違いにも少し触れていますが、戦略とは経営資源の配分であり、戦術は配分した経営資源を具体的にどう使うかということだとすると、上述のアクションは「戦術」であり、「戦略」は上述の部品の製造と販売を成功させるためにどのような知財を取得し、そのためにどれだけの経営資源を投下するか?ということになります。

個人的には、「戦略」と「戦術」の違いを明確に説明できる経営者の方は実はあまりいらっしゃらないのではないかと思っています。

自分では「戦略」を策定したつもりが「戦術」レベルであったという場合もあり得ます。

「戦略」と「戦術」の違い、基本的なことですが今一度、押さえておきましょう。

 

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