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不確実な中でスピード感をもって開発を進めるコツ

SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン

代表取締役 

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

「もう、10年近く前から考えていたのですが・・・」

ある開発のアイデアがあり、「こういうものができたらいいのになー」と、ずっと考えていたという ある経営者の言葉です。

話が続きます。

「現業だけでは厳しいのはわかっていたので、何かやらねばとずっと考えていたのです。今では、何社か取り組んでいますが、当社は、彼らが取り組むずっと前からこれを考えていました。」

なぜ、これまで取り組まなかったのかをお聞きすると、苦しい表情を浮かべながら、「それは、当時は、まだ現業が忙しく・・・それから・・・そして・・・」と3つ理由が並びました。

この企業のように、優れた開発のアイデアやネタを持っていて、いつか実現したいと考えている企業は多くあります。しかし、厳しい言い方をすれば、考えているだけで行動しなければ、何もしていないのと同じです。他社がやり始めてから、「自社の方がずっと前から考えていた」と言ったところで、先を越された現実は変えられません。そうならないように、行動を急ぐ必要があります。

しかし、この企業がまさにそうだったのですが、現状を変える一歩を踏み出せない企業は、踏み出せなくする悪しき考え方を持っています。その考え方に縛られています。そして、この考え方を変えない限り、はじめの一歩を踏み出すことはなかなかできません。

この企業の行動を縛っていた考え方。それには、大きく次の3つがありました。

1.現業優先
これは、当社がいつもお伝えしていることですが、現業を優先している限り、新しい取り組みを始めることはできません。「現業が忙しく・・・」これを理由として挙げる企業は、この現業優先の考え方に縛られています。そして、この考え方に縛られている限り、いつまでも現業以外のことを始めることはできません。

2.確実性を求める(確実に成功できるものを求める)
これまた、いつもお伝えしていることですが、確実に成功できると思えるまで待っていては、必ず他社に先を越されます。不確実な中にこそチャンスが残されています。「上手くいくかわからないので・・・」こうの考え方に縛られている限り、いつまでも現業以外のことを始めることはできません。

3.完璧にやろうとする
この考え方は、初めから完璧にやらなければという行動の縛りを生みます。完璧に開発を進めるために、きちんと人とお金と時間をかけて、一つ一つ丁寧に、完璧に進めようと考えます。そのため、いきなり経営資源を大量投入しなければと考えてしまいます。でも、そんなことはリスクが高すぎてできない、だから、できない、あきらめる、ということになってしまいます。

以上が典型的な3つの症状です。

現業以外の模索は常に必要と考え、不確実な中に可能性を見出し、無理せず始める

これが、現状を変える一歩を踏み出すコツです。

ただし、不確実な中で、探りながら、なおかつスピード感をもって進めるためには、そのための実施項目、実施方法、実施手順というものがあります。考え無しに安易に進めると、折角早く始めても、他社に先を越されてしまうので注意が必要です。

御社は、折角の企画やアイデアを眠らせていませんか?

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