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管理職にこそ社員教育を!新入社員への違いと失敗しないコツとは

SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社

代表取締役 

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「管理職の社員教育なんてしなくていいでしょ」 

こう言う経営者は少なくありません。長年勤めてくれたのだから勝手も分かっていて、改めて社員教育をする必要がないと感じるのでしょう。 

しかし、管理職になった途端に転職を考える人が多いのも現状です。残業代がつかなくなることへの不満だけでなく、平社員だったころとは責任の重さが違うことから転職を考える人が増えるのです。 

これを避けるためにも、管理職にも社員教育は必要です。では、どのような社員教育が必要なのでしょうか。今回はこのことについてお話していきましょう。 

 

■管理職は文字通り「管理」することが仕事

管理職以前の平社員の場合、指示されたことを行うのが仕事でした。しかし、管理職は文字通り「管理」することが仕事になります。組織が成果を上げるために部下を育成し、彼等の進捗状況や取引先の特性を把握することなどが主な業務になるでしょう。 

これは誰でもできることではありません。数値で測れないからです。自分の頭で考え、今度は自身で指示を出さなくてはならない。ですから、指示を受けないと行動ができない社員にとっては苦痛でしかないポジションです。 

時にイレギュラーなこともあるでしょう。それに対応するだけの臨機応変さも必要になってきます。 冷静に状況を分析して、最適な行動をとる。これができないと、大きなトラブルに発展していきます。 

改めて言葉にしてみると、なかなか大変なものですね。役職がついた途端に転職を考える人がいるのも納得ではないでしょうか。手当がなくなる以上に、今までのやり方と全く違うので適応できないのです。 

管理職に必要なのは、冷静な観察眼と柔軟な考え方といえます。では、これらを鍛えるにはどのような教育が必要なのでしょうか。

 

 

■否定せず人の話に耳を傾けられるかが分かれ道

部下の管理をするなら、必ず身につけていただきたいスキルがあります。それは「人の話に耳を傾ける」です。「人の話に耳を傾ける」というのは、ただ音で鼓膜を振動させることではありません。相手の話していることを理解して、答えを出すことを意味します。

これができるようになるためには、話している相手を否定しないことが肝心です。否定せず、まずは全てを聞く。その上、「なぜこの人はこの答えになったのか」を考えていきます。そうすれば、広い視野が持てるようになり部下の管理もしやすくなりますよ。 

否定をして相手の話を聞くと、相手からも拒絶を受けるように。加えて、否定をすることで一つ可能性を潰しているのです。相手の話が正解である可能性もあるにも関わらず否定すると、その後がありません。 

管理職はトラブルシューティングのために多彩な発想も必要になってきます。それなのに可能性を潰すようなことを行うと、あらゆるトラブルに対応ができなくなります。加えて、否定された部下からの求心力も下がる一方。 

「人の話に耳を傾ける」力を身につけてもらうには、カウンセリングの手法の「傾聴」を学ぶのが近道です。最近はカウンセリングの現場だけでなく、ビジネスシーンで取り入れる人が増えてきているのですよ。おススメです。 

 

■感情をコントロールできる管理職は有能になる

管理職に必要なスキルのもう一つに、感情コントロールがあります。部下を好き・嫌いで評価しないためです。人間の好き・嫌いはその日によって変わるもの。日替わりで評価が変わっていては、部下も疲弊を増すばかりです。取引先も困惑を究めるでしょう。 

管理職は常に冷静でいてもらわなくてはなりません。感情コントロールも管理職が身につけておくべきスキルです。 

こちらを身につけるには、客観性を持つ必要がでてきます。客観性を身につけるにも、「人の話に耳を傾ける」のは最適です。自分の意見だけでなく他人の意見も取り入れるようにすれば、客観性が増し感情のコントロールが上手くなっていきます。 

もう一つ感情コントロールに最適なのが、行動の可視化です。自分が感じたことを紙などに書き出していくのです。日記も感情コントロールに最適なんですよ。文字にして眺めることにより、自分の行動を客観視できるのです。 

こちらを管理職教育に取り入れるなら、行動記録の提出とそれに関するコメントを求めるのが良いでしょう。最初は面倒くさがっていても、徐々に行動に変化がでてくるはずです。お試しあれ。 

 

■管理職教育を嫌がる社員は管理職に向いていない

今回は簡単ではありますが、管理職教育についてお話しました。社員教育は新入社員・中堅・管理職で変わってきます。それぞれの立場によって最適なものを選んでいきたいですね。 

管理職教育をする際には、伝えた際の反応も見てください。嫌がる社員は実のところ管理職に向いていません。既に「人の話に耳を傾ける」ができていないのです。この点も考慮して昇進を考えていきたいですね。 

管理職教育でお困りなら、ぜひ私にお声をかけてやってください。自ら考え行動できる能動的な人材に育つ管理職の教育方法についてのご相談も承っております。 

経営者一人で悩まないでください。社外のコンサルに声をかけることも、客観性を持つために必要です。あなたからのご連絡をお待ちしています。 

 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

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