「売上拡大の延長上に、人時売上が上がることは決してありません。今、御社に必要なコトは…」 | 日本コンサルティング推進機構

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「売上拡大の延長上に、人時売上が上がることは決してありません。今、御社に必要なコトは…」

SPECIAL

個店力最大化コンサルタント

株式会社 レイブンコンサルティング

代表取締役 

儲かるチェーン店をつくっていくには、時代はいま、「画一化」から「個店力最大化」へと変わっている! 多店舗展開するスケールメリットと、一店一店の魅力を強くして収益力を圧倒的に強くしていく実務とは…。

「先生、人時生産性を上げる体制を社内で作ろうと、頑張ってきたのですが、どうも結果が伴わなくて…」とある講演会で、私の話をお聞きになられた社長さんからのご相談です。

聞くところによると、人時について、他社でLSPの経験のあるスタッフを採用したのに、人時売上高が一向に改善してこない。とのこと。。

――――今年の人時計画書はありますか? とお聞きすると

「そういったものは、特に作っていません」と社長。

――――まずは、経営として人時運用計画を策定することです。それからです。とハッキリ申し上げました。

何でもそうですが、これからやることは一枚の紙に書くことから始まります。人時運用計画も同じで、経営計画に追加し、実行手順を明記することで結果は変わります。

例えば、家を建てるとき、まず、外観デザインや部屋の図面があって、それをもとに建築工程が決まり、施工が進められます。

もし、これが反対だったらどうなるか?ということです。安く上げたいがために、安い賃金でやってくれる現場監督や職人さんを集め、近くのホームセンターで安い材料を買って、これを使って工事をしてください。といったやり方で建てていくようなものです。

現実的にはこんなやり方をする人はいないわけですが、企業の場合「内製化」という名のもとに、こういった無茶なやり方でやってしまうケースが後を絶たないのです。これでは、ローコストどころか、工期は遅れ経費がかさむだけでなく、まともに企画が進まないことは、容易に想像できます。

チェーンの人時生産性改革も同じで、経験者を採用し、既存システムを駆使して自己流でやるのではなく、まずは人時戦略を体系化し、やり方手順を揃えていくことが先となります。そこで、外部の知見が必要な場合は業務委託をしていくことになります。

前出の企業は、情報は本やセミナーから集め、どこかの企業でLSPに携わっていた担当者クラスを採用し、システムはエクセルシートを使えばタダで出来る。そのやり方を運営部長に指示すれば、なんとかいけるといった、社長の想いでスタートしました。

ところが、他社でLSPを担当レベルの視点でしか扱ったことない担当者は全体計画を描けるわけでもなく、いきなりLSPをそのまま導入しようとし、すでに手詰まりとなり、運営部長曰く、「社長の前では言えないのですが、このままでは、ムリです なんとかならないものでしょうか?」という、テンパった状態だったのです。

冷静に考えてみればお分かりになると思いますが、作業指示書をLSPに変換させ、勤怠人時・売上・客数・商品物量を同時に…一つの画面に纏め判断ツールとして活用できるようにするには、社内のパソコンに入っているエクセルシートだけでは、何もできません。

また、人に作業がついたやり方を 作業に人を付けたツールを作り替えていくためには、その内容を、データ化していくプロセスも必要となります。

大事なことは、人時売上を上げるために、非効率な業務を、どのように削減していくか?組織体制含め、事前に決まっていなければ、何ひとつ結果を得られないまま、高い確率で計画はとん挫してしまうということです。

そこでは、既得権益となってしまってい利益を生まない業務を、人の理解や協力を得ながら中止をしたり、余剰人員をどのように他部門に振り替え活用していくか?といった交渉プロセスを経ることで、本当に現場で活用できるLSPができあがっていくからです。

どこかの企業で使っていたLSPを、コピペして使おうとしても上手くいかない理由はここにあります。什器や設備といった汎用性の高いものであればいざ知らず、「人と作業」という企業風土も文化も異なる他企業のものは、どんなにやっても決して定着することはないからです。自社に合わせ長時間かけてその本質から変えていくか?初めから出来るやり方で一からやり直した方がむしろ早く結果がでる。という事です。

自社の考えがあって、その本質に沿った、仕組み作りのもとでLSPを導入することで、はじめて上昇気流に乗ることが出来るのです。

少子高齢化の時代、企業の結果を変えていくことは、決して楽ではありません。であるからこそ、「脱売上売上拡大戦略」を経営が自らの頭で考え、シナリオを描くことが、これから小売りチェーン成功の新しいセオリーと言えるでしょう。

さあ、貴社では、まだ 売上が上がれば、人時売上もあがると信じ、売上を追い求めますか?それとも、新しい生産性基準で飛躍を手にしますか?

 

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