社長「先延ばし」との戦いは長期戦です―「苦手なことは後回し」を回避するには― | 日本コンサルティング推進機構

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社長「先延ばし」との戦いは長期戦です―「苦手なことは後回し」を回避するには―

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地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション

代表取締役 

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

誰しも「苦手なこと」というのはあります。私の場合、書類に必要事項を正確にきちんと記入する、というのがどうも苦手です。「苦手」というのは正確な言い方ではないかも知れません。「あんまり好きじゃない」程度と言っておきましょう。(会計事務所を運営する税理士という立場もありますので・・・)

その代わりといっては何ですが、こうやって文章を書くというのは、他人(ひと)よりは多少得意なことかもしれません。それでもネタが浮かばないときには、締め切りギリギリになってもなかなか書けないこともあります。逆に良いネタが浮かんだり、たまたま仕入れられたときなどは、事前に書き溜めすることもあります。

私は「情報発信(アウトプット)」を同一のテーマで定期的に行なうことをお勧めしていますが、そのためには実作業としてコツコツと書き続ける必要があります。

おそらく想像するに、続かなくなる一番の原因は、自分で設けた締め切りがなかなか守れなくなる、ということではないでしょうか。

億劫だから先延ばしする、自分で決めた期日が守れなくなる、そのうちイヤになってくる、だんだんやらなくなる、といったサイクルで、できなくなる、或いはやらなくなる、といった現象が起きているのだと思います。

これは何も「情報発信(アウトプット)」に限られたことではなくて、仕事におけるほかの場面でもよく起きることではないかと思います。

仕事上で必要なことをやらなくなる、ということはないとしても、苦手なことイヤなことはそれが重要なことであっても、ついつい先延ばしして、とっととやっておけば軽くで済んだものを、遅れたばかりに結構めんどくさいことになってしまった、というのは、仕事の現場ではよくある現象かも知れません。

「すぐやる技術」とか「先延ばししないマインドコントロール」とか「先に先に済ましていく法則」といった類(たぐい)の本も多数出ていますので、すでに読まれた方も多いのではないかと思います。改めて見てみると、私の本棚にも何冊かありました。

先述のように、私は定型的な書類への記述といったことがどうもあまり好きではないために(これが積極的に「好き」という人はあまりいないとは思いますが・・・)つい、デスクの上が書類の山になっていることがあります。これ自体、全然難しい仕事ではないので、とっととやれば済む話なのについ先延ばししてしまっている自分がいます。まあ、これは私個人の課題ということで、先述の本などを読み返して反省することにしたいと思います。

今回のテーマは「情報発信(アウトプット)」が継続できるか、という点です。

おそらく「やらなくては・・」と思っていたとしても、今回のタイトルにある「先延ばし」や「後回し」といったことが、実際起きている、或いは起きるのではないかと思います。

上記のような「先延ばし」や「後回し」といったマイナス要素を排除して、「情報発信(アウトプット)」を継続するにはどうしたらいいのでしょうか。

「情報発信(アウトプット)」のベースともいえる「書くこと」に絞って言えば、それを続けるためには二つの要素が必要になります。

それは「ネタ探し」「書く作業」です。

そもそも「ネタ」がなければ書くことは難しいでしょうし、「ネタ」があっても、「書くこと」ができなければ「情報発信(アウトプット)」は実現できません。

この二つの要素を分析して、「情報発信(アウトプット)」がどうすれば実現できるか、或いは継続できるかについて考えてみましょう。ただし、この場合の「ネタ」というのは、原則、ご自分のビジネスや専門性に関するもの、ということになります。

といったことを前提とすると、次のように分類することができます。

1、ネタがないから書けない。

2、ネタがあっても書けない。

3、ネタがあれば書ける。

4、ネタがなくても書ける。

1の「ネタがないから書けない」は、誰しもいえることで、これは仕方がありません。ただ、少なくとも普段から「ネタ」を探す努力はするべきでしょう。それがなければそもそも「情報発信(アウトプット)」は始まりません。

問題は、2の「ネタがあっても書けない」ということになります。発信すべきネタがあるのに、それが「書けない」ために実行できない、というのはもったいない話です。ただ、これに関しては特効薬というものはありません。書き慣れるしかないのです。とにかくネタが見つかったら、それについてとりあえず書いてみることです。

テクニック的に言えば、私はその最低文字数は800字と思っています。

400字では少なすぎますし、1500字は負担に感じるでしょう。800字というのはそれほど多い数字ではありません。何か一つのネタを表現するにはちょうどいい文字数ではないでしょうか。もちろん、場合によってはこれを超えても全くかまいません。

ここに慣れてくると、3の「ネタがあれば書ける」状態になります。こうなれば、ある程度「情報発信(アウトプット)」を続けることは可能になってきます。日常のビジネスの中から常に「ネタ」を探す習慣も次第についてきます。その探す「眼」については、「社長の専門性」というバイアスがかかっていますが、それでいいのです。社長の「情報発信(アウトプット)」には、その「バイアス」がかかっていることに意味があるからです。

ついでに4の「ネタがなくても書ける」に触れておきますが、当然のこととして、この境地に達する必要はありません。プロの文筆家を目指すわけではないので、そんな技術はいらないわけです。

ちなみに私は、3の「ネタがあれば書ける」というところまではなんとか到達しています。私の場合、「情報発信(アウトプット)」をレクチャーすることを生業(なりわい)にしていますので、先述の800文字ではなく、このコラムのように2500から3000文字くらいは書くことになります。ぶっちゃけますが、これはこれでなかなか苦しいです。私が皆さんに望むのはおよそ800文字の「情報発信(アウトプット)」ですので、これは何とか自分のものにしてください。

これまでずっと述べてきましたように、その積み重ねは、様々な場面で想像以上の効果を生みます。

直接的には「販売促進効果」を最も訴えたいところですが、間接的にもプラス効果は大きく、マイナス要素はどこにもありません。

とはいえ、なかなか踏み切れないという経営者の方は、ぜひ私のセミナーに参加するなり、私と一回面談するなりなさって、「情報発信(アウトプット)」に対する心の壁を打ち破ることをお勧めいたします。

 

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