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「リモートワーク」でも「チームワーク」を高められる方法とは?

SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社

代表取締役 

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

コロナ禍が収束するどころか、3度目の緊急事態宣言も出される中、企業としてはリモートワークの必要性が増しています。

また、生産性を上げるという観点においても、これからリモートワークを効果的に活用していくことは企業運営において不可欠になるでしょう。

その中で、リモートワークによって新たな課題が生まれていることも事実です。

  • コミュニケーションが希薄になりがち。
  • 仕事の様子が見えないので管理が難しい。
  • 社内の人的交流が減るので、経営者や幹部と触れる機会が減り、会社へのロイヤリティが下がらないか心配。
  • 個人ベースの仕事が増えるので、組織としてのチームワークに課題を感じる。

など、私にも多くの相談が寄せられています。

この中でも、特にチームワークに課題を感じている企業が多いのを実感しています。

それでは、どのようにすればリモートワークをしながらチームワークを高めることができるのでしょうか?

それには、まず「グループ」と「チーム」の違いを理解することが重要です。

グループは「人の集合体」を意味し、共通の性質で分類した人の一団や、同系列に属する組織を意味します。

一方でチームは、「ある目的のために協力して行動する集団」を意味します。

私はよく研修等でグループワークを行います。

例えば管理職向けの研修でしたら、

「自分のマネジメントの課題を各テーブル内で共有してください。」

これは、グループレベルの議論が繰り広げられます。

一方で、「自分自身のマネジメントの課題を共有し、マネジメントにおける一番大切なコトを、そのテーブル内で答えをひとつ導き出してください。」

これは、チームレベルの議論が必要になります。

つまり、チームに求められるのは、

  • たどり着きたいゴールを共有し、
  • 個々の強みや持ち味を生かしながら、
  • そのゴールに向かって抱えている課題について率直に話し合い、
  • 決めたことにトライをして、
  • 助け合いながら、
  • 同じ温度でゴールを目指して、
  • 目標を達成する

ことです。

つまり、リモートワークにおける課題は、単なる個々の集合体のグループではなく、同じ目的やゴールに向かって協働する集団、つまりチームになれているかどうかが重要なのです。

しかし実際には、

  • 普段の業務から「リモートやテレワークでできること」を抜き出し、その仕事を自宅でできるようにする。
  • リモートワークを管理する為に、常時監視するツールや、定期報告の労力を増やし、上司部下との信頼や生産性を奪っている

といった現状があります。

従って、リモートワークをうまく機能させるには、「単なる人の集合体であるグループ」ではなく、「同じ目的・目標に向かって協働するチーム」であることが前提であり、単なる人の集合体であるグループは、作業レベルのことを淡々とこなすような業務であれば良いのですが、お互いにコミュニケーションを図りながら、共創性のある仕事をする上では不十分と言わざるを得ません。

従って、既に目的・目標も十分に共有され、お互いの信頼関係が構築されているチームはリモートワークでもそれほど問題は起きないのですが、チーム内の関係性が不十分、あるいは新しい組織でお互いを理解していない、新しいメンバーが加わった組織などで不具合が生じているケースが多いのも事実です。

そこで大切なのは、ホスピタリティです。

ホスピタリティは単なる顧客へのもてなしや厚遇といった意味だけではなく、人間関係全般に存在し、「相手への貢献」がベースとなる考え方です。

具体的には、

1.「異人歓待」

自分以外の他者に対して歓迎の意を持ち、

好き嫌いなく無条件に受け入れる。

2.「互酬性」

お互いの関係性において、どちらか片方にメリットがあるということではなく、お互いにメリットを感じ、お互いを高め合いながら喜びを分かち合う。

3.「相互関係」

主体的なコミュニケーションからお互いの良好な関係性を高め、信頼関係を構築する。

4.「共創関係」

一緒に取り組むことで、その「場」や「物事」を共創することにより相互満足を得る。

このような価値観を組織の共通価値として共有することグループではなく、チームとしての作用を高めることに繋がります。

具体的には、リモートワークで不具合が生じている組織にアドバイスしているのは、

もう一回原点に戻って、

  • 個々の想いを共有すること
  • 自分たちは何の為にこの仕事をしているのか?
  • 私たちは、どうなりたいのか?
  • その為に何をしなければいけないのか?

このような事を組織のメンバーで話し合う機会を持ち、個々のメンバーの想いを理解し、目的・目標を再確認し、同じ想いで協働するチームづくりからもう一度はじめてみることを推奨しています。

あなたの組織は、リモートワークでもチームワークを高められていますか?

 

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