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効果を最大化する意思決定の仕方

SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社

代表取締役 

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

先日、ある経営者の方と話しをしている中で、「トップが意思決定してもスタッフが思うようにそれに従って動いてくれないのです。どうしたら動いてくれるのでしょうか?」と相談を受けました。

最終的には、トップである経営者が意思決定をするべきだと思いますが、私は、それまでのプロセスが重要だと考えます。

その意思決定にどれだけスタッフや現場の意見が反映、尊重されているか?

その意思決定に、どれだけスタッフの納得感があるのか?

この事が意思決定をする上でのプロセスで重要です。

トップとしてみれば、当然、自分の経験や考えからスタッフに問うよりも、素早い意思決定を重視する事は当然の事であり、この厳しい時代を乗り切る上であらゆる物事のスピードを上げることの優先順位は高いと私も考えます。

しかし、それがスタッフにとって一方的な指示で、納得感が無ければ、効果は上がりませんので本末転倒になってしまうことも事実です。

私も様々な現場の意見を聞く中で、現場が「やっても無駄」だと思っている売上対策や様々な施策にやらされ感満載で、渋々やっている現場の姿を沢山見てきました。

当然、無駄だと思ってやっているので効果等上がるはずもありません。

それでは、どうすればスタッフが、現場が納得できる意思決定ができるのでしょうか?やはり、まずは正しい意思決定ができる組織体制の見直し、意思決定の仕組み作りをすることだと思います。

組織的に下の意見が上がりにくい環境であったり、上げても覆されるから意見を上げても無駄という組織が多いのが現状です。

つまり道路に例えると、峠道や舗装されていない道を進むのと同じで、なかなかスピードも上がらずに目的地に辿り着きません。

そこに、高速道路を開通させて、如何に早くてスムーズに目的地に到達するようなインフラ、 環境を構築するイメージです。

それには、組織を変えて効果的な意思決定のできる環境にすることもひとつですが、
意思決定用の会議体をひとつ作って、その会議体で意思決定をしていくこともひとつです。

いずれにしても、まずは、スタッフの意見、現場の意見を聴くという姿勢が重要になりますし、それを聞いた上で意思決定をすることが重要です。

グーグルのエリック・シュミット会長も、経営者がトップダウンで意思決定するより、集団で意思決定するほうが正しい意思決定ができると言っています。

スタッフや現場にしてみれば、自分達の意見を聞いてくれた上で意思決定されている
というだけでも納得感は出てきますし、その場で自分も参加していれば更に納得できます。

それが無理だとしても、皆の意見を聞いた上で意思決定をした理由も全体で共有して
いただくだけでも結果は変わります。

いずれにしても、スタッフや現場が力を十分に発揮してもらえる意思決定を早くする為には どのような方法がベストかを考えることが重要です。

その環境、仕組みが構築出来上がれば、物事の決まるスピードが早くなり、スタッフや現場の納得感が高まるので、アクションのスピード、効果も上がります。

それで業績が劇的に変わった企業も沢山見てきました。

大企業になるほど、スタッフや現場の意見が反映されない一部の幹部での意思決定の
プロセスが見えない為に現場が戦意喪失している姿を見るにつれ、勿体ないと感じます。

是非、自社の意思決定のプロセスがベストかどうか見直してみてはいかがでしょうか?

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