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製品開発時の設計思想ー安全対策ー

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「後藤さん、無事交付決定がされたので今後は事業を円滑に進めていこうと思います。ところで、今回の事業について外注業者と打ち合わせをしていますが、外注業者と構造案について意見の食い違いが生じています。後藤さんはどちらの構造を採用すべきだと思いますか?」

これは、先日もの補助の交付決定がされた会社の役員様と今後について打ち合わせさせていただいた際にその役員様からの相談事項です。

交付決定後の事業進行スケジュールと知財の役割について相談を受けている中で、肝心要の基本構造をどうするかという議論を継続されているのですが、どうも外注業者の中でも、「リスクを見越して構造を考えるべきかどうか」について意見が分かれているようでした。

内容自体はマル秘事項なので詳細は明かせませんが、防水構造について、構造を工夫して完全防水にするか、それでも内部に水が浸入することを予測した構造にするかといったところの議論です。

私からは、「今回は水侵入対策が肝であり、リスクを見越した構造を採用した方がPL法の観点からも得策である」旨アドバイスさせていただきました。

知財の仕事をしていると、単に出願をするだけでなく、このような開発の中での構造案について相談を受けることもあります。

上述のようなケースは、「安全対策はやりすぎということはない。幾重の安全対策を施すべき」という思想が大切です。

例えば、私が在籍していた会社で販売している圧力炊飯ジャーの開発初期の話がインターネットで公開されていますが、その中には、幾重もの安全対策が施されたうえで開発が決定した
ということが書かれています。

(参考)https://www.zojirushi.co.jp/corp/hiwa/02.html

お客様に喜んでもらいつつ、安全に使用いただくための対策には、やりすぎということはないのです。「フェールセーフ」の発想です。

製品開発の際には、「安全対策」の視点も忘れないようにしてください。

 

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