第549号 店長を嫌う社長が利益を上げた事例

「私は店長という呼び名が嫌いなんです」
自社の店長職をマネージャーに統一した社長がおっしゃいました。
理由は 店長=大変 というイメージで見てほしくないから。
店舗型のビジネスにおいて今から25年以上前は、店長という役職は強い指導権限を持った店舗の最高責任者というイメージがありました。
私自身も会社から初めて任命された時は誇らしげに思っていた記憶もあります。
しかしそのイメージは会社によりますが、次第に薄れていってるようです。
現在、店舗型のビジネスにおける店長がどう見られているのか。
いくつか挙げますと
・帰れない
・休めない
・強く指導できない
・反論される
・数字に追われる
・責任を取らされる
ここで、だからなんだ。
責任者とはそういう存在だ、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし問題なのは、強い想いを抱いている店長が実際にいるかどうかです。
世間から辛い立場として見られていた店長という役職。
それまで人を指導する立場になかった人が初めて任された場合
「私はここで考えを切り替えなければならない」
と上手にスイッチングしてくれるのでしょうか。
ここで店舗型のビジネス経営者が抑えておくべきポイントがあります。
それは
できる店長は結束させようと動き
できない店長は自ら動こうとする
昔と違って今はSNSが普及しています。
指導する立場から発せられた問題行動は、いつの間にかネットにUPされ、それを見た社外の人達からは
「何だこの会社は」
「普段からそんな指導をしているのか」
「おかしいだろ」
といったこともあり、多くの方がそういった情報を目にする機会があります。
社長としては新しく店長となった人には、そんな事は気にせずに力強く皆を指揮してもらいたいところですが、ありがちなのは、
「皆に嫌われたくない」
「問題を起こしてしまってはまずい」
と捉え、マネジメントに対して腰が引けてしまい
・お願いねといった低姿勢を取り続ける
・問題があっても探ろう、注意しよう、再発防止しなければと動かない
・自分でやった方が早い
といったスタイルをとられやすくなっています。
私は、店長なら、組織のリーダーならこういったことを一切やるなと言いたいわけではありません。
その人にあったスタイルで皆がチームワークを維持してくれるならそれも一つの手法と言えるでしょう。
しかし重要なのは、
誰が手を抜いた人を注意するのか。
手を抜いてしまったそのツケはその人、本人だけに返ってくるわけではありません。
それは他の仲間達に飛び火することもありえます。
組織という構造上、人一倍頑張っている人ほどその痛みを受けることになりやすいものです。
つまり、組織のリーダーが手を抜いた人を注意する事を怠っていると、
・頑張っている人が苦労し、
・手を抜いている人ほど楽ができる
そんな店舗になってしまうということです。
はたしてそんな店舗で
「皆で力を合わせて結果を出そう」
もしくは
「私はここで長く働きたい」
「この店舗で働きたい」
と思ってくれるのでしょうか。
案ずるより産むが易しという考えはあります。
「とにかく重要なポストにつかせろ」
「あとは人は勝手に成長していってくれるもんだ」
など。
しかし誰もがうまくそうなってくれるとは限りません。
店舗型のビジネス経営者として、どうしたら
・頑張っている人ほど報われ
・手を抜いている人ほど反省してくれる
そんなチームワークを崩さず、チカラを発揮し続けられる店舗をつくりあげられるのか。
今の時代にあったやり方が必要といえるのではないでしょうか。
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