経営権を渡す前に注意すること
時代は回るのか、変わるのか。自分の次に誰に会社を任すのかは、極めて大きなテーマです。親族に承継する選択肢があるだけでも幸運な時代になりましたが、親族に承継することが必ず良い結果につながるわけでもありません。 1.数字が語る事実 経営者の就任経緯を調査すると、...
時代は回るのか、変わるのか。自分の次に誰に会社を任すのかは、極めて大きなテーマです。親族に承継する選択肢があるだけでも幸運な時代になりましたが、親族に承継することが必ず良い結果につながるわけでもありません。 1.数字が語る事実 経営者の就任経緯を調査すると、...
「奇跡の57歳」という記事の見出しに目が留まりました。確かに、逆風の渦中にあった30年程前とあまりお変わりないようにみえます。月日を感じさせない女性経営者の姿に驚きを隠せません。 1.ブランドの重みと儚さ 君島一郎氏が築いた「KIMIJIMA」...
「孫が野球を始めたよ」と根っからのプロ野球ファンのO社長は嬉しそうです。大いに盛り上がったWBCの侍ジャパン効果とのこと。この孫に自分の会社を継いでもらいたいという密かな野望をお持ちです。 1.侍ジャパン 「この会社は俺の代でおしまい」とO社長は言いますが、...
「見極めどきが大事。自分のやり方だの、生きる道だのと決めつけると危ない。時代、お客様に合わせていかないと」が口癖のMさん。もともとは足袋の製造会社を経営していたのですが、今は悠々自適な生活です。 1.覚悟 Mさんとお会いするときに思い出すのは、池井戸潤さん原...
「きっとうまくいきます」と業界の大先輩からのメッセージです。その言葉を聞きながら、ある年の年末にお会いしたお客様のことを思い出しました。 1.きっとうまくいきますよ 金融機関からご紹介して頂いたオーナー社長のご希望で、入院中の奥様との面談することになりました。この時に...
「給与は高く、人件費は低く」と一見すると矛盾するようですが、給与を高くして生産性を上げれば、結果として人件費は下がるという理屈です。企業の競争力は人件費率の低さが重要であって、給与の高低ではない、ということですね。 1.日本的経営を維持する 「重要視してきた経...
「初の非創業家に任せる覚悟」という雑誌記事の見出しに目が止まりました。創業から300年以上続く老舗の中川政七商店の14代目の社長に、中途入社の女性社員を登用したという内容です。 1.創業家の立ち位置 本年4月の日経ビジネス電子版の記事ですが、年商12億円から5...
一方で、準備とノウハウ無しに、「カテゴリーキラー」の創出に手を出すと、「ひとりよがりの、効果の薄い戦略」になったり、「強さや独自性に欠けるカテゴリー戦略」になり、かける時間と労力に合いません。顧客からの支持を得られないばかりで...
事業承継というと、最近はM&Aを検討する会社も多くなりました しかし、「多額の借入債務」や「債務超過」があるとM&Aは、ほぼ不可能です 加えて、「保証人問題」までを解決して、親族や社員に事業を承継する方法が、第二会社を使った事業承継です 債務...
黒字メソッド®を実践した企業では、赤字企業の91%が1年で黒字化し、利益を大幅に増加させ、資金繰りの悩みから解放されています 「会社にお金を残す経営の話」(amazonベストセラー第1位)で登場する企業では、経常利益349%増、現預金520%増、そして、売上...