トップ > コラム > 早く人を育てて早期戦略化するには?

早く人を育てて早期戦略化するには?

  ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
船坂光弘 SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

先日、あるホテルの経営者と話しをしていた際に、

『新人スタッフを育成するのに時間がかかり過ぎる、どうしたら早く一人前に育てられるのでしょうか?』と質問されました。

確かに、限られたスタッフの生産性を上げる為に、新人スタッフの早期戦力化は企業にとっても大きな課題です。

先日も、日経MJに『インスタント職人』という記事が掲載されてましたが、従来ですと長年修行を重ねて習得する技術を、習得する期間を短縮して早期戦力化し、生産性を上げる試みが様々な業界で取り組まれているという特集記事でした。

特に調理の世界は、職人の中でも人を育てるのに時間が要する業種のひとつです。

寿司においては、飯炊き3年、握り8年、計10年かかって一通りの技術を習得するのを、この記事によると3カ月で一人前に育てるというもの。

従来ですと、雑用や下働きをしながら先輩の技術を見て盗んで学ぶといった徒弟式なのですが、そうではなく、実技の徹底した反復練習を期限を決めて集中的に行うというもの。

それも感覚ではなく、包丁の角度、味の変化等を数値で表し論理的に説明、教育をすることで、無駄な時間を削ぎ取り、スタッフを育成することに特化したカリキュラムを確立して、短期間で人を育てるとのこと。

技術を習得する前に人としての在り方を学ぶという上でも、今までの『修行』は当然意味があったと私も思うのですが、これからの時代のスピード感に対しては遅すぎるという点も否めません。

サービス業の現場においては、今までは入社して現場に入り先輩に教わりながら業務を身に着けていくといった教育方法でしたが、それでは、一人前の定義も分からないだけでなく、一人前になる期限も曖昧になってしまいます。

スタッフの成長による生産性向上は経営戦略の必須の課題であることは経営者の中では認識しているものの、それに対する企業の対応の遅れも否めません。

まずは、スタッフ育成に対して以下の準備がされていますか?

〇スタッフを育成する為のツール(マニュアル等)があるか?

〇スタッフを体系的に教育する為の仕組みがあるか?

〇スタッフを教育する上での計画書があるか?

〇スタッフを教育に対する期限・期間が設定されているか?

もしも、これらの整備がされていないとすれば、場当たり的なスタッフ育成と言わざるを得ません。

限られた経営資源を如何に効果的に最大化する上でスタッフ育成は、益々重要な位置づけになることは間違いありません。

その為にも、スタッフ教育に関する体系化を優先順位を上げて行うことをお勧めします。

皆さまの企業において、スタッフの早期戦力化の取り組みは成されていますか?

 

当コンサルタント開催セミナーがあります。

【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点
船坂光弘

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら http://www.thehospitalityteam.jp/

当コンサルタントの関連商品を販売しています。
当社の関連商品を販売しています。
月刊誌(無料)登録フォーム

×