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事業計画書を作る目的~羅針盤作り~

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

先日、とあるアドバイザーの会合にて中小企業の社長様のプレゼンを拝聴する機会がありました。

自社の事業と技術を紹介した上で、販路開拓の支援をお願いしたいという内容のプレゼンだったのですが、かなり辛辣な意見がアドバイザーから出ていた印象を受けました。

「貴社が将来、何を目指しているのかが分からない」
「何が強みなの?」
「事業の将来像を示さずに販路開拓だけお願いされてもね・・・」
等々。

表現は厳しいようでしたが、アドバイザーの言っていることはその通りであると私も思いました。また、私たちにとっては当たり前のことが、中小企業では当たり前でないということも改めて感じました。

よく、金融機関やコンサルタントが「事業計画を作れ」というアドバイスを受ける場合も多いかと思います。

では、なぜ事業計画を作る必要があるのでしょう?

お金が必要だから?
 他社やステークホルダーへの事業アピール?
 社員のモチベーションアップ?

それらも理由の一つではあるでしょう。

しかし、事業計画を作る最も根源的な理由は「羅針盤」を作る必要があるからということです。

中小企業の企業経営は、大海原にポツンと浮かんでいる小さな船が進むようなものです。常に穏やかな場合だけではなく、時には嵐になったり、風が吹いたり、また全く風がなく進めない場合があったり、いろんな状況に遭遇します。

そんなとき、風まかせ、波まかせで進んだら、いつの間にか浅瀬に突っ込んで座礁したり、とんでもないところへ来てしまって引き返せなくなってしまう可能性もあります。

だからこそ、「羅針盤」が必要になります。「地図」「航海図」といってもいいかと思いますが、或る目的を持った人が、何も持たずに旅行することなどありえないのと同じで、何かよりどころになるものが必要なのです。

それが、「事業計画書」なのです。

知財活用も同じことです。

貴社は、「羅針盤」を持っていますか?

行き当たりばったりで、周りに振り回されていませんか?

 

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