新たな事業展開の検討を始めるときの情報の集め方

  商品開発 四谷剛毅 SPECIAL
四谷剛毅 SPECIAL

商品開発コンサルティング

株式会社シンプルテックプラン 代表取締役 四谷剛毅

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。


「情報の集め方が知りたい」
先日、ご相談を受けたある経営者の方のご要望です。

理由をお伺いすると、「最近になって既存事業の存続を脅かす新しい技術が次々と発表され、先行きが不安でしょうがない。新規事業を検討したいが、情報収集力が弱く、思うように情報が集まらない。」とのことでした。

私は、自動車メーカー時代に商品や技術の企画を手掛けていたため、情報の集め方について、いくつか提供することが可能です。ただ、今回のご相談は、それ以前の問題の可能性を感じたので、次の質問をしてみました。

「ところで、どんな商品を開発して、どんな事業分野に進出したいとお考えですか?」

すると、何を言っているんだ?という表情で
「それを知りたいから情報の集め方が知りたいんです。既存事業から抜け出し、今後伸びる市場へ進出したい。そのための情報が必要なんです。」と、思った通りの回答が返ってきました。

なるほど、情報が集まらない訳です。
なぜだか、わかりますか?

情報は、「どんな情報を集めるべきか」がはっきりして初めて、使えるものが集まるようになるからです。
改めて言うまでもなく現代は情報化社会であり、ネット上に情報があふれています。初期の検討に必要なレベルであれば大概の情報は手に入ります。
それにも関わらず情報が集まらないのは、集め方がわからないのではなく、何を集めれば良いのかがわからないのです。

脱既存事業を図るとき、どんな事業分野に進出するべきか、いきなりその情報を集めようとすると、範囲が広すぎるために情報が多すぎて集める(抜き出す)ことができない。たくさんの情報にさらされて不安だけが大きくなる。そんな状態に陥ってしまいます。

そうではなく、先に進出する事業分野を仮決めし、その方向で良いか情報収集して検証する。この順番にすると、必要な情報を集めることができるようになります。

ニワトリが先か、タマゴが先か、のような議論に聞こえるかもしれませんが、進出する事業分野と情報収集については、事業分野の想定が先になります。そうしないと、前に進めなくなります。

情報収集した結果、違うと思ったら変えればいいんです。
最も避けるべきことは、どうしたら良いかわからず「動けない」「動かない」状態です。

未知の世界に踏み出すためには、仮説-検証のプロセスが欠かせません。
仮説-検証を繰り返し、上手くいかない選択を消していき、進むべき方向を見出していく。未知の世界で前進するための基本です。

あなたは、どこに進むべきか、情報収集力が無いから決められず動けない、と嘆いていませんか?
先に決めて、動いて検証する。動くことが肝心です。

 


売れる商品開発を実現する社長の視点
四谷剛毅

商品開発コンサルティング

株式会社シンプルテックプラン代表取締役

四谷剛毅

執筆者のWebサイトはこちら http://stecplan.com/

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