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社員を辞めさせずに歩合給をやめる秘訣

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

私が講師をしている成長塾では、歩合給は社員の成長の妨げになる理由を説明しています。

そのため、歩合給を採用している経営者はこの成長塾の中で「今スグ歩合給をやめたい」と相談されることが多いです。

歩合給で飛躍的な社員の成長を支えることはできません。

歩合給をもらっている社員は一般職層だけしか意識になく、中堅職層や管理職層までステップアップしたいとは考えません。

定着率もよくありません。

そこで、この歩合給を廃止したいと考えます。

ところがこの歩合給を一遍に廃止することはできません。

おおむね3年間かかります。

初年度は優秀な社員、つまり歩合給をたくさんもらっている社員の営業の仕方を可視化することです。

そして、営業活動を仕組み化することです。

これにより、成果を上げている優秀な社員も、なぜ自分が優秀な社員なのかをプロセスで理解できるようになります。

これによって高い成果を上げている優秀な社員も、さらに大きな成果を上げることができるようになります。

ですから、本人にとってもやってきたことを社内にオープンにすることは決して損ではありません。

なおかつ、これから入社する社員はその営業の仕組みを活用することによって、今まで以上に早く高い成果を上げることができるようになります。

それはそうです。

何をしたらよいのかを、上司から指導を受けることになりますが、それも自分で理解をしたうえで優れた営業活動を実施することができるからです。

ここまでが初年度の取り組むべきことです。

2年目は、その営業の仕組みを利用して、すべての社員に成果を出すように指導をしていくことです。

この指導結果、今まで以上に社員が高い成果を上げることができたら、前の年に可視化した営業の仕組みは、すべての社員の成果を上げるために大いに役立っていることがわかります。

この段階で、歩合給の何割かを成長給に組み入れることになります。

まだ残り半分の歩合給はそのまま支給することになります。

そして3年目。営業の仕組みを活用することによって「この営業の仕組みですべての社員が成果を上げることが間違いない」と確信できた段階で、優秀な社員はさらに成果を上げていることがわかるようになり、社員もこの仕組みによって確実に成果を上げることが明確になったら、その残りの歩合給は基本的に賞与として支給することを約束することです。

そして最終的には、残りの歩合給は社員の成長点数のアップによって高い評価を上げることになり、仕組み上で賞与が増えるように見直しをすることができれば万全です。

このように、歩合給をやめることが、その社員にとって不利にはならないことをしっかり理解してもらったうえで廃止してください。

これによって高い歩合給をもらっている社員は辞めることはありません。

これからも定着していくことでしょうし、すべての社員にとって大いにプラスになります。

3段階で歩合給を廃止する段取りを、今スグ組んでください。

 

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