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モノやコトはツール、SNS時代もギフトの大原則は「気持ち」

  ギフト通販 園和弘 SPECIAL
園和弘 SPECIAL

ギフト通販コンサルタント

ソーノカスタマーマーケティング株式会社 代表取締役 園和弘

ギフト通販コンサルタント。通販業界、ギフト業界で通算25年以上の職務経験を経て、ギフト最大手のシャディ(株)を退社。2015年、長年培ったノウハウを全国中小企業の発展にお役立ていただきたいという思いから、絶対顧客視点を掲げた通販専門のコンサルティング&プロデュース会社、ソーノカスタマーマーケティング株式会社を設立。2017年10月にはギフトの通販ビジネスコンサルティングに特化した、売れるギフト通販研究所を立ち上げ多くの企業を指導。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

先日、昨今のネット通販の隆盛から東京都オリンピック事務局の公開講座の中で都心の交通混雑を危惧し「オリンピック時はネット通販購入を控えて・・・」という内容が話されたとのこと。

経済発展に大きくつなげたい巨大ビッグイベントで経済活動を規制する・・・。

確かに宅配問題は、ドライバー不足、不在問題などの課題を抱えていますが、最近ではマンションや駅での宅配BOX設置が進み、郵便局やコンビニ受取りをポイント付与で即すなど販売側でも様々な取り組みもされており、オリンピックまでに、送料の値上げ止まりも含み、何らかの方法で課題が解消されることを願っています。

一方、モノを運ばない、宅配が要らないギフトの贈り方、ギフトスタイルの新しい波、ソーシャルギフトをご存知でしょうか?

まだ市場規模は小さいですが、大きな可能性を秘めています。

2016年度の国内ソーシャルギフト市場規模は、前年度比171.7%の285億円。2021年には、1,310億円まで成長見込みとの見方を示す矢野経済研究所での発表調査もありますし、お隣の韓国ではすでに日本の3倍の利用率があるそうで、ポテンシャルは高いでしょう。

ソーシャルギフトとは、簡単に言いますと相手に会えずとも、住所が分からなくても、SNSやメールアドレスさえ分かれば気軽にプレゼントを贈れるギフトサービスです。代表的なのは、gifteeが提供する「e-Gift system」で、そのシステムをスターバックスが導入していますが、相手には洒落たグラフィックデザインと、オリジナルメッセージ、そして500円までのドリンクと交換ができる内容が、メールで届きます。

相手はいつでも行きたい時にスタバでスマホを見せればドリンクと交換できる気軽なギフトサービスです。私自身も何度も利用しています。

ちなみに現在gifteeの会員数は91万人、コンビニやコーヒーショップなど全国33,000店舗以上の商品をギフトとして送ることができるなど、今のところ、ソーシャルギフトの世界では一人勝ち状態ですが、まだまだ様々なソーシャルギフトサービスは登場してきているので今後、市場は競争によってますます膨れていくでしょう。

そんな中、昨日の日経では「スポーツ選手に投げ銭。サイト上で100円から。」という見出しが。クラウドファンディングにも少し似たような、“投げ銭コミュニティ”という新たなギフトサービスですが、2018年9月に登場するそうです。どちらかというとマイナーなスポーツチームやスポーツ選手を支援することが趣旨のサービスで、開始当初は野球の独立リーグや、ハンドボール、サッカー、フットサル、格闘技、バスケットボール、バレーボール、ラグビーなどの8競技20チームから参加を予定しているそうです。

この仕組みは、ファンは応援するチーム・選手に投げ銭をするためにまずトークンと呼ぶポイントをお金で購入し「ギフト」としての思いを表す、花束・冠・ピースサインなどのデジタルデザインをそのトークンと交換して贈る。そして、沢山の投げ銭をしてくれたファンには、チームや選手から感謝の気持ちとして選手との握手や、食事に招待などで「リワード」として返し、より深くファンとの交流が図る。得られた資金は、チームや選手の支援に使えるといった内容です。

金額は100円~10,000円程度まで想定していて、サイト運営側は、まず月間1億円の取引を目指すそうです。

日本人の多くは、路上での大道芸人や演奏などで、いくらパフォーマンスが素晴らしいと思っても、お金を入れることに抵抗感がある人も多いのではないでしょうか。決してケチという訳ではなく、いくらくらい入れるのがいいか分からない、恥ずかしいなどの理由が大半でしょう。また、具体的な金額があからさまになることを極端に嫌う傾向にもあります。

この“投げ銭コミュニティ”は、すでにスタートしているLIVE動画でのマイナーアイドルやマイナーアーチストなどへの投げ銭スタイルにも趣旨は似ていますがこの投げ銭を渡す行為が、金額ではなく「ギフト」と呼ぶデジタルデザインであることが利用側の気持ちをうまく捉えています。

先述のスタバのソーシャルギフトもそうですが、単にお金でなく、洒落たデザインや、投げ銭コミュニティのように贈る気持ちをデザインで表すといったことは物販でのギフトの通販にも、大いにプラスアルファでの活用ができそうです。

モノがない時代であればいざ知らず、ギフトの受け取り手は、モノやサービス自体に喜ぶのではなく、それを選んで贈ってくれた相手の気持ちに喜びを感じ、贈り手は相手が喜んでくれることに、喜びを感じるのです。

あなたの会社のギフトは気持ちから考えられていますか?

贈り手の気持ちが伝わるものになっていますか?

 

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儲かる「ギフト化」の経営視点
園和弘

ギフト通販コンサルタント

ソーノカスタマーマーケティング株式会社代表取締役

園和弘

執筆者のWebサイトはこちら https://urerugift.com

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