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ビジネスを躍進させる“リニューアルニュー”戦略

SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

株式会社りぼんコンサルティング

代表取締役 

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

商品リニューアルにおいて一番もったいないことは、経営者ご自身が心の中で「答え」を持っていること、決めてしまっていることです。

東京では桜が開花し、卒業シーズンを迎えています。わたくしたちの暮らしまわりだけでなく、スポーツや芸能の世界でも大リーガーや大物歌手が引退を発表し世を賑わせています。大きな流れでは1ヶ月後の「元号改変」です。おそらく4月30日と5月1日では時代の空気感が「パッ」と変わると想像します。昨日までと同じ風景が、心象で変わって見えるでしょう。フレームが変われば気持ちが変わる。人生がリセットされたような気分。ライフスタイルそのものをリニューアルする動きです。

こうした流れにあって駆け込むように「リニューアルしたので、見ていただけますか」と試作品を持ち込まれる経営者さまが多くいらっしゃいます。先日はある食品のリニューアルに関するご相談がありました。地域密着のメーカーさまですが、顧客層の若返りを狙いたいということです。ターゲット層を20代から30代前半のミレニアル世代に設定。パッケージとネーミングを改変されました。が、試作品が出来上がったものの社内では不評でした。そして不安になられた社長がご相談にいらしたのです。お話を伺って2時間のコンサルティングが終了する頃には「非常にむずかしい展開になる」と想像されました。わたくしは直球で「社長。社長の中ですでに答えが決まっておられますね」とお伝えいたしました。

商品リニューアルがうまく機能する会社とそうでない会社があります。何がちがうのでしょうか。さまざまな要因がありますが、決定的な違いがひとつあります。それは起点において「経営者がすでに答えを持っている」というケースです。ご相談にいらして求めておられるのはコンサルティングではなくて「安心」が欲しいのです。

刻々と変化している時代環境にあって、売れない伸びない儲からない、というのは製品としてのクオリティがある一定レベル以上であれば、「商品としての姿」の問題であることが多いです。カラー、パッケージ、ネーミング、コピー等、商品としての「姿」がお客様が欲しいと思う感覚とズレている、時代とあっていない、旧いということです。

前出の社長には、今のマーケットの現状や傾向をお伝えした上で、実際にお客様が求めている商品世界がどうなっているのか、無意識レベルで今を生きる生活者が何を希求しているかをお伝えしています。「ぜんぜん知らなかった!」「考えたこともなかった!」「それはまずい。。。」と視点を変えることができる社長もいらっしゃいます。ここを受け容れることができれば、商品が変わり、サービスが変わり、経営者が変わり、会社が変わることができます。

繰り返しお伝えし社長も一度は「わかった!」とご納得した上で、ご自身の夢や想いにフォーカスされる経営者さまもいらっしゃいます。経営者が「これでやる!」と独自に考えて本気であるのならば、それはそれ。考え方、生き方、哲学の話になり、話の次元が変わってまいります。ですが従業員を抱えておられる責任を思えば経営者の強烈な思い込みで「答え」や「正解」を出すことは企業経営においては危ういことです。

変わりたくない、分からない、迷う、答えがない、答えがでない、正解がわからない、失敗かもしれない、成功するかどうかもわからない、必ずしも道はひとつじゃない、行く通りもやり方がある・・・こうした言葉は常に揺らぎ、不安定です。経営者にとっては不安そのものかもしれません。不安を抱えていると、過去の直感や成功事例にすがりたくなります。そうするとモノマネをしたくなります。どこかのどなたかのヒット商品をマネしてみようという発想になってしまいます。それもまた人情です。

誰かのパッケージを使う。誰かが作ったフレームを買う。「早くて便利でラクに儲かる・・・」という囁きは非常に魅力的で一瞬夢があります。「こうすればこうなる」的な「答え」を用意しておくことはラク。考えなくてよいのはラクです。ラクになれば楽しい時間も増えます。しかしそれはビジネスにおいては「逃げ」です。非常にもったいないことです。

わたくしどものコンサルティングコンセプトは「リニューアルニュー」です。リニューアルニューとは弊社の造語ですが、リニューアルからの「新生」を意味しています。従来の商品戦略では「新商品開発」と「リニューアル」は分けて考えられてきました。しかし、これからの時代は、次々と新商品を打ち出して売れなかったら壊す。また新しいものを出してゆくといった短いサイクルで不毛な商品開発の時代ではありません。昭和・平成時代の商売で現場も人も疲弊しています。これからは既存商品をリニューアルして新しい世界観をつくり育てる時代。造っては壊すのではなくて、商品サービスを本質的に大きく育ててゆく母性思考の時代です。

商品開発において、新商品とリニューアルをふたつに分けて考えるのではなくハイブリッドで考えています。既存から創る新世界(商品)=「リニューアルニュー」でビジネスの活路を見出すお手伝いをしています。わたくしたちはネーミングやパッケージングといった単なる「リニューアルの作業」を提供しているのではなく、自社商品サービスの魅力を再発見するための「着眼」や「考え方」をお伝えし、新しい世界観づくりの仕組みをお伝えしています。

商品はネーミングだけでは売れないし、デザインだけでも売れません。素晴らしい理念だけでも売れませんし、粒ぞろいのスタッフが揃っていても売れません。包括的な仕組みの中で、御社独自の道を創ってゆくことです。答えはひとつではないし、決まってもいない。事業を俯瞰して入口と出口を描きながら、そのふくらみを豊かに発想してゆきましょう。その世界はいく通りにも道があります。

次から次へと新商品が消耗されている時代です。モノマネが効率的で賢い信じられてきた時代です。その代償に「自社の魅力」や「ポテンシャル」が眠っているのに発揮させることもなく見捨てられてゆく・・・。わたくしにはそれが我慢ならないのです。

どんなに小さな火であっても他から借りなくても自分たちで起こすことができます。智慧を出しあって手を動かして起こした「火」こそが強いのです。もし火が消えかけたとしても、自社でまた新しい火を起こしてゆけばいいのです。

思い込みで「答え」を出さない。死んでもだれかの真似はしない。過去事例にすがらない。思考の汗を流し、自社の中に眠る独自の個性や魅力を発揮してゆこう。そう決めることが、とても大事です。怖いけれど、踏み出すことです。

こうした社長の「意地」や「覚悟」こそが事業を飛躍させます。

御社独自のリニューアルニューを仕掛けてゆきましょう。

覚悟を決めたものだけにヒットへのドアはひらかれています!

 

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