トップ > コラム > 社長が「先見性」を手中にするには―アウトプットの際に自然と身についていく先を見通す力―

社長が「先見性」を手中にするには―アウトプットの際に自然と身についていく先を見通す力―

  地方メディアの高度有効活用 海江田 博士 SPECIAL
海江田 博士 SPECIAL

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション 代表取締役 海江田 博士

広告分野における地方メディアの高度有効活用を専門とするコンサルタント。東京在住中のマーケティングビジネス経営の経験と地方企業への経営革新支援ノウハウの融合させた、独自の「儲かるための広告戦略」を開発。自らも成功実践事例として、地方メディアを舞台に展開。

当コンサルタント開催セミナーがあります。

以前私は、経営者に求められる最も欠くことのできない資質は「洞察力」「先見性」である、と学んだことがあります。

なるほど、どちらも欠くべからざる重要な資質と言えるでしょう。

世の中に起こっている現象(特に経済的な)を、深い「洞察力」をもって見抜いていくことが、経営における最も必要な資質の一つであることに誰しも異論はないでしょう。

そして、その「洞察力」をもって見抜いた様々な条件をもとに、次に起こってくるであろうものやことを予測する「先見性」が生まれてくるのではないでしょうか。

現代の経営において、この時代を「先読み」していく「先見性」は欠くことのできない重要な要素なのです。

特に現代のように変化の激しい時代であればなおさらのことで、常に「先見性」をもって先回り経営を行なっていかなければ、ビジネスチャンスを逃すばかりか、ライバルに置いていかれることにもなりかねません。

それでは、この現代経営に不可欠な「洞察力」や「先見性」を磨くにはどうしたらいいのでしょか。一見して、そう簡単には手に入りそうにないこの二つの要素を手にするにはどうしたらいいのでしょうか。

まず「洞察力」について最も大切なのは、今行なっているビジネスから直接学ぶことでしょう。

仕事をする上での日々の経験は、「洞察力」を身につけるための一番の学びの場です。しかしこれは、そういったことを普段からかなり意識していなければ身につくものではありません。ただ漫然と日々の仕事をこなしているだけでは「洞察力」が身につくことはないのです。

さらに、「洞察力」を磨くためには、インプットが大切です。

インプットというのは本や新聞、テレビをはじめとする様々なメディアなどから取り入れることのできる知識や情報を指します。また、現代的な知識や情報の仕入れ先として、メールやインターネット、これを駆使することで急速に普及したツイッターやフェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)といったものが挙げられます。これらの仕入れ先からインプットされた知識や情報は「洞察力」を磨くための重要な糧(かて)となります。

こうやって手中にした「洞察力」を、経営者が自らの事業に具体的に生かしていくためには、これを「先見性」へと変換していくことが求められます。

先述しましたように、時代の変化が激しい現代において、常に「先読み経営」を実践していくことは必須の条件だからです。

この現代経営に必須ともいえる「先見性」を手にしていくには、何をどうすればいいのでしょうか。「洞察力から「先見性」への変換は、具体的にはどのように行なえばいいのでしょうか。

私は、その最も効果的で手っ取り早い方法は「アウトプット」だと考えます。

仕事上の経験や知識、情報のインプットで磨かれた「洞察力」は、それだけではまだ不十分です。

これを確実なものにするためには、それらを咀嚼しアウトプットする必要があります。

そこまで実践した時点で、初めて「洞察力」が身につくのです。

しかもこのアウトプットの際に、副次的に身についていくのが「先見性」といえましょう。

「洞察力」を磨くために仕入れた知識や情報は、その時点ではまだ混沌とした状態です。「洞察力」を磨くという意図をもって仕入れているとはいえ、これらの知識や情報は、まだ海のものとも山のものとも判断がつきません。これを咀嚼して仕分けすることで、自らに必要なものとそうでないものに分類されるのです。

例えば、タイトルに期待して読んだ本が、期待外れだった、或いは期待通りだった、いや期待以上だった、というのは購入して読んでみなければわかりません。そこで、期待通りだった、或いは期待以上だったという時は、その感想をアウトプットすることで、その得られた知識がより確実なものになります。

この「期待して」身につけた知識や情報はいったい何のためのものでしょうか。

直接的には「事業経営に役に立つから」という目的のものではないでしょうか。そして、この事業経営にいま最も求められているのは、先述しましたように「先見性」なのですから、「事業経営に役に立つから」という切り口であれば、両者は自然に一致するはずです。

インプットした知識や情報は、できるだけアウトプットした方がいい、とわかっていても、限られた時間の中ではなかなか難しいものです。特に経営者は忙しいので、そのインプットは、かなりセレクトされたものになると思います。この忙しい中、せっかくセレクトした知識や情報であれば、できるだけ経営に役立つものであって欲しい、と思うのは当然のことです。

この「経営に役立つ」という切り口でセレクトされたものは、先述のように自然と「先見性」と結びついている確率が高くなる訳です。

まあ、そんな風にガツガツと「洞察力」や「先見性」を追求しなくても、日々努力してインプットを繰り返し、それをさらにアウトプットまで行なっていれば、これらは自然と身につくものです。

私はかねてより、インプットを頑張って取り組む経営者は10人に一人、その中でさらに頑張ってアウトプットまで続けられる人は100人に一人、と思っています。

つまり、継続的にアウトプットを実践できる経営者は、1000人に一人もいるかいないか、という計算になります。

それくらい、アウトプットを続けることは難しいのです。逆に言えば、その1000人に一人の経営者が「洞察力」や「先見性」を手に入れられないわけがありません。私はこの確率がもっと上がり、アウトプットを実践する経営者が増えればいいと思っています。

これほど経営にプラスに働くアウトプット、つまり「情報発信」という行為。やらない手はないと思うのですがいかがでしょうか。

 

当コンサルタント開催セミナーがあります。

企業の盛衰を決める社長のためのメディア戦略
海江田 博士

地方メディアの高度有効活用コンサルタント

株式会社メディアコネクション代表取締役

海江田 博士

執筆者のWebサイトはこちら http://mc-kaieda.com/

当社の関連商品を販売しています。
月刊誌(無料)登録フォーム

×