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特別な売上の、その先

  10億ビジネスの経営数値成長戦略 野口 タカ子 SPECIAL
野口 タカ子 SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室 代表取締役 野口 タカ子

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

Fromノグチ 

久しぶりに伺った会社で、社長さんと 

「よく覚えてくれていたね。そうだったね、あの時は、失敗だった。」

失敗だった、と言いながら、顔は笑っています。

「あの時は、とにかく売上が上がりすぎてパンクしたね。」(大笑) 

平成24年の暮れの出来事でした。

売上が伸び悩んでいた時、社長自らトップ営業に出かけていました。

ほどなく、「社長自らじゃ仕方ない、社長のところにお願いしますよ。」 

良かった…、これで昨対比105%は確保だ!

ほっと胸をなでおろした時、営業部長が、社長室に飛び込んできました。

「社長、工場に荷物を積んだトラックが押し寄せてきています!」 

「うん、昨日大口契約したんだよ。今日みんなに発表しようと思っていたよ。」

「それは、T社ですよね、50台と聞いています。おめでとうございます。

でも、工場に押し寄せているのは、あちこち違う会社なんです。」

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 受注契約していないのに、大量の売上

その日から、毎日工場にはトラックが押し寄せます。

朝早くから工場のゲートにはトラックが横付けされ、工場の受付を待っています。 

早朝からトラックが並ぶので、従業員は交通整理に大わらわ

受けとった仕事は、すぐには処理できず、未処理の荷物が山積み

とうとう、隣町の倉庫に荷物を運ぶことになりました。 

年が明けても荷物を積んだトラックの列は、縮まりません。

かえって、その列は伸びています。

従業員の疲弊はぴ~く。 

“もう売上なんか要らない”

年明けには、会社の誰もが、口には出さずとも“売上は、もういいや”

と、思い始めていました。 

消費税が、5%から8%に上がったのは、4

3月の末まで駆け込みで続いていた売上上昇は、そこで急に止まりました。

特別な売上…。 

税率上昇前の、駆け込み需要でした。

3ヶ月間だけで、半年分の在庫が貯まりました。

売上は上がった、けれど、見るのもイヤになるほどの未処理の山。

売上は、3種類 

売上は、3種類あります。

ほとんど予測できる、経常的な売上、時に起きるコントロール外の売上。

もう一つ、特別な売上…なにか特殊な事情があって起こる巨額な売上です。 

売上は、少なくては困ります。

多すぎても、会社はピンチになります。 

処理量以上の売上在庫を抱えると、労働力が足りなくなります。

従業員確保に広告費を使い、採用活動に事務系の職員もてんやわんや。

従業員は定期の休暇が取れず、超過勤務手当が必要です。 

処理できない未処理在庫を、別な倉庫に移動させるには、保管倉庫を借りなければなりません。

さらに、トラックに積んで移動させる手間もかかります。 

人も在庫も管理は大変。

余計なコストも、かかる。

特別な売上は、利益を圧縮するのです。 

「売上がほしかったんだよ。前年よりは上げたい。

そしたらあの消費税特需だ。

今度は、気をつけるよ。タダ量があればイイってことじゃないね。」 

ほしい、ほしい、もっとほしい“売上”ですが、3種類あることに気をつけて下さい。

目指すのは、コントロールできる経常的な売上の拡大です。 

―ノグチ

 

P.S.

売上は全てを癒す。増えたのが悪いんじゃない、増えたときの対処方法を考えてなかったのが失敗。そう、社長さんがおっしゃいました。

「意外にね、考えてみると今の仕事の流れにムダやら無理があると分かるんだ。」

何時だって売上のことを考えているのが“社長”です。 

社長がぜひとも実現したい、会社が成長する数字の見せ方、やり方があります。

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10億ビジネスの経営数値
野口 タカ子

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室代表取締役

野口 タカ子

執筆者のWebサイトはこちら http://www.n-keiei.co.jp/

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