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ラグビー日本代表の活躍を会社の成長につないでいくために

  成長支援部づくり 岩井徹朗 SPECIAL
岩井徹朗 SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社 代表取締役 岩井徹朗

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

ラグビー日本代表。当初の目標であったベスト8進出を果たし、日本中を大いに沸かせました。

一方で、準々決勝では南アフリカに3-26で完敗。予選リーグで日本が苦戦したアイルランドもニュージーランドに14-46で完敗しました。

私は両試合ともテレビで観戦しましたが、日本は前半は健闘したものの、後半は南アフリカの底力をまざまざと見せつけられました。また、アイルランドも一時期世界ランキングで1位に輝いたこともあるチームが「えっ、こんなに弱かったの?」と感じてしまうくらいニュージーランドの強さが際立った試合でした。

強くなったとは言え、日本もアイルランドもワールドカップでは優勝した経験がありません。一方で、ニュージーランドや南アフリカは複数回の優勝経験国です。両者の間には高く強固な壁がそびえ立っているのを実感した次第です。

日本チームが今回の好成績を超えて、ベスト4、さらには優勝を目指すには、何が必要で、それはどのくらいの時間がかかるのか。

感動に浸っている一方で、冷静に次を見通す目が求められているのを感じます。

と言うのも、今回、日本が決勝リーグ進出を決めた時点で、ふと思い出したのが、明治時代の日本です。

日清戦争、日露戦争と、強大国を続けて破った日本は列強国の仲間入りをします。もちろん、日本の勝利には、明治維新以降の様々な努力の結果が実ったことも事実です。しかし、歴史を振り返ってみると、日本の勝利は必ずしも必然であった訳ではなく、いくつかの偶然が日本に味方したことも忘れてはなりません。

一方で、日露戦争後の日本の中には、「日本ならなんとかなる」というある種の楽観的な考えが、世界の現実から目を背けさせたという側面があります。そして、その姿勢は一部の軍人だけでなく、多くの国民の間にも広く浸透していたように思います。

私には日清戦争と日露戦争に勝利して日本人が歓喜した場面とラグビー日本代表がアイルランドやスコットランドに勝利してベスト8に輝いたシーンとに、ある種の共通点が見えました。準々決勝が始まるまでの報道に接していると、なんとなく「このまま決勝に行けるかも」と自分自身も思ってしまったのは、大いに反省しているところです。

そういう意味では、幸か不幸か、ラグビーでは強大国の強さを肌感覚で知ったことは
長期的に見た際には、日本のラグビーにとって、大きな資産になります。後は、この資産をどのように活かしていくか、です。

会社経営においても、当初に設定していた目標を達成することで高揚感が生まれます。けれども、そこに留まって停滞を続けるか、それとも、そこからさらに高い目標に向かって成長を続けられるかは、いったん成功体験をゼロクリアにして、冷静に事実と向き合えるかどうかにかかっています。

ラグビー日本代表からは大きな感動をいただきました。我々経営者はその感動から得た学びを今後の会社経営に活かすことで、感動のボールを未来へつないでいきましょう。

 

【総務の革新】成長支援部づくりで業績を伸ばす経営視点
岩井徹朗

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社代表取締役

岩井徹朗

執筆者のWebサイトはこちら https://www.heeze.co.jp/

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