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〇〇感を捨て、ワクワク感をバネに飛べ。

  商品リニューアル 古崎千穂 SPECIAL
古崎千穂 SPECIAL

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング 代表 古崎千穂

商品リニューアルに特化した専門コンサルタント。「商品リニューアルこそ、中小企業にとって真の経営戦略である」という信念のもと、商品の「蘇らせ」「再活性化」「新展開」…など、事業戦略にまで高める独自の手法に、多くの経営者から注目を集める第一人者。常にマーケティング目線によって描きだされるリニューアル戦略は、ユニークかつ唯一無二の価値を提供することで定評。1969 年生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。

9月下旬からはじまったラグビーワールドカップが終わりました。熱狂は冷めるばかりか、ますますネットニュースを賑わせています。新語「にわかラグビーファン」という言葉も浸透し、自虐ネタでコミュニケーションを楽しむ人たちも出現しました。

注目すべきは、ラグビーを巡る既存ドラマのリニューアルです。一般的にはラグビーと言えば、落ちこぼれたちの「劣等感」をバネにした“スポ根”ドラマで認知度を高めました。この大会ではラグビーの強みである “ノーサイド”の精神にスポットが当たりました。

ノーサイドの精神は他のスポーツでは体験できない魅力であり、強みです。敵、味方のサイドがなく、そこには優も劣もない。国や言葉が異なる人々が、互いに尊重し合いフラットになる世界観。そしてラグビー選手たちの“地球家族”的ふるまいが、わたしたちの心を温め、素直に刺さりました。

わたしたちは、デジタル社会だからこそ、真逆の人肌的な温かさを求めています。デジタル社会だからこそ、肌と肌とのふれあいが欲しいのです。

「体ごとぶつかり合うスポーツっていいね」

「ノーサイドの人間関係って羨ましいな」

「多言語の人と言葉でつながるってクール」

「讃えあえることって素敵だよね」

そんな風に、胸を熱くしました。テレビやネットでは、試合後のシーンやドラマにフォーカスし、何度もなんども取り上げPRしていました。時代性も味方しました。2019-20年のトレンドワードは「サスティナブル」です。国と国とが手をつないで地球環境を持続させるために協力し合っていきましょう、そんな空気感とノーサイド精神がぴったりと重なりました。

さらに、近年スポーツ観戦への支出は増加傾向にあります。スポーツ観戦は、“カンタン・楽チン・時短”を叶えるデジタルコンテンツとは真逆のアクションです。デジタル化が進み、わたくしたちは、この10年で「出かけて行く」ことが面倒に感じるようになりました。買い物もネット経由が当たり前です。それでもわざわざ出かけて行ってスポーツ観戦する人が増え続けているのです。なぜでしょうか?

それは楽しいからです。ワクワクするからです。遠くても行きたくなる「魅力」があるからです。その商品サービスに「お金と時間を使ってでも行きたい」という魅力があるからなのです。ひるがえって、自社の場合どうでしょうか。まず社長ご自身が個人として、自社商品サービスを思うとき、ワクワクした思いで満ち溢れていますでしょうか? 自社商品について考えているだけで動き出したくなる前向きな気持ちでしょうかそうでないとすれば、その根本的な原因は何でしょうか?

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劣等感から真の成功は生まれない

弊社が関わってきた会社のなかには、時として、商品リニューアルプログラムが中断してしまう残念なケースがあります。きっかけの入口はさまざまな形で現れますが、大もとには「人間関係」の問題が出てきます。幹部社員の反発そして退職、会長と社長の齟齬、親子間のトラブルなど、今まで先送りしてきた本質的課題が、一気に噴き出します。

こうした事態では、社長ご自身のマインドが露わになります。幹部や社員に対して暴言を吐いてしまう、(手はあげないが)モノを投げたり、モノを蹴飛ばしたり、机を叩いたり、言葉で当たり散らしたり、といったバイオレンスもあります。逆に、社長がこうしたバイオレンスに巻き込まれる事態もあります。

表面上では穏やかにやり過ごすことができた場合でも、ひとりになれば「裏切られた」といった愚痴やボヤキが増え、酒量が次第に増えて体調を壊されるような場合もあります。

問題解決のために、社長は考えます。こうした不協和音の「根」がどこにあるのか? そうして出てくるのが、“外部環境”の変化です。人口減、業界不振を憂います。気持ちが高ぶってしまった時には、幹部も、社員も、子も、妻も、みんながバカだ、とおっしゃることもあります。

商品サービスはいわば自社にとって「わが子」です。商品リニューアルとは、わが子をもっと素敵に磨き上げ、お客様に届ける仕組みをつくることです。これ以上ない、というくらい楽しくワクワクする仕組みづくりです。

結果を出すために、社長ご自身を知ってください。外部環境のせいではない、という心に芽生えた気づきを受け止めてください。ご自身の心の声を聞き、いかに経営するか。お客様に買っていただく商品サービスの質を高め、磨き上げなければならない。リピートしていただけるよう、商品サービスを良くしてゆこう。そんな素直な思いを心の奥の泉から掘り当ててください。

そして、そこにご自身を投入していく。まるごとご自身を投げ込む。商品へ全エネルギーを集中させることです。商品リニューアル漬けになって没頭する。そのためには、社長の心のバイアスを取り払うことが求められています。

うまくいかない時、ご自身の中にある「劣等感」や「コンプレックス」の根っこを疑ってください。今の時代がもとめているのは、心の底から楽しめたり、共感したり、ワクワクできる魅力あふれる商品サービスです。経営者の心が、融通無碍でなければ、こうした商品サービスは絶対に生まれません

根拠のない劣等感を削除した時から、視ている世界が180度変わります。全ての出来事がアイデアやヒントとなって、未来が動きはじめます。商品サービスにご自身を投げ込んで一点集中しましょう。今まで苦しいばかりだった現状が「チャンスだらけ」だとお気づきになるはずです。ノーサイドケームは今、始まったばかりです。

 

【社長直轄】商品リニューアルの着眼点
古崎千穂

商品リニューアルコンサルタント

りぼんコンサルティング代表

古崎千穂

執筆者のWebサイトはこちら https://rbnc.jp/

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