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マネジメントの「ツボを分かっている上司」と「まるで分かっていない上司」の違い

2020年2月17日 ホスピタリティビジネス 船坂光弘 SPECIAL
SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役 船坂光弘

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

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先日、ある管理職研修で「船坂さん、上司として一番大切なことはどんなことですか?」と質問をいただきました。

よく研修やクライアント先で聞かれる質問のひとつでもあるのですが、年齢も、性別も違う部下を束ねながら結果を求められる上司にとっては、会社からのミッションや目標達成の為に、どうやって組織を束ねて、上司としてどんなことを心掛ければ良いかは重要な要素であり、上司の思考や言動、行動によって、部下の「モチベーション」や「やりがい」にも大きく影響をします。

よくあるリーダーシップ研修では、

  • 部下とのコミュニケーションスキル
  • ロジカルシンキング
  • 課題解決能力
  • 目標管理能力

などを机上で学ぶケースが多く、それはそれで大切なのですが、実際の現場に戻って実践しようとしても、なかなかうまくいかないケースもよく聞く話しです。

そんな中で私がまずリーダーに伝えていることは、

リーダーの持っている「考え方」「思考」「価値観」のシフトチェンジです。

そのシフトチェンジは、ホスピタリティの考え方に紐づいています。

ホスピタリティは相手の多様性を受け入れ、相手への貢献を意味します。

つまり、部下の多様性を受け入れ、考え方、価値観の違いを知り、それに対応して、部下の為になる、貢献するマネジメントをするということです。

これらは、一般的には「当たり前だ!」と思われがちですが、実際にマネジメントで分かっていても、その行動が伴っているリーダーは実に少ないと感じています。

具体的には、部下をやる気にさせて結果を出してもらう為には、マネジメントは2つの要素が重要で、

そのふたつとは、「ロマンとそろばん」の使い分けです。

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私の知るリーダー、特に40代~50代の男性に多いのですが、

「そろばん思考」が強いリーダーが圧倒的に多い印象を持っています。

分かり易く言うと「そろばん=数字」であり、目標を達成する為に数字を盾にマネジメントをするタイプです。

「売上〇〇円達成するぞ!」

「今月も目標未達だ、対策をどう考えるんだ」

「最近、数字が落ちているどうしたんだ」

など、会社から求められている目標達成をする為に、数字を軸にマネジメントしています。

一方、「ロマン」は何かと言えば、

この仕事の意味・意義、他者への貢献や喜びを軸にマネジメントします。

「県内で一番お客様をしあわせにするチームになろう!」

「お客様の笑顔を増やす為には何が必要かもっと考えよう!」

「お客様に私達を好きになってもらうにはどうすればいいだろう?」

といった、部下がこの仕事に「やりがい」や「誇り」を持てるように、この組織が目指す姿や、リーダーの想いをマネジメントに生かしているケースです。

その点で言えば、会社全体でロマン型マネジメントをしている企業は、経営理念やミッション、フォロソフィーの浸透に力を入れており、ミッションの実現を会社の目的に据えています。

そして、前回書いたコラムの「男性脳」「女性脳」で、

男性は「目標達成や数字にモチベーションを感じるケースが多く」、

女性は「お客様を笑顔にする、しあわせにするなどの他者への貢献」をモチベーションを感じるケースが多いとお伝えしましたが、

まさに前述の40代~50代の男性リーダーは、「そろばん」を中心としたマネジメントをしている為、働く側、特に女性は「ロマン」を感じない為、やらされ感、自分の為ではなく、会社の為に仕事をしている感が強くなってしまいます。

しかし勘違いしてはいけないのは、ロマンが大事でそろばんは要らないという話しでは全くなく、うまく「ロマンとそろばん」を使い分けていただきたいということです。

例えば、私はウェディング業界に長く居たので、前職の婚礼支配人時代には、目標設定の表現を、

「売上10億円を目指そう!」ではなく、

「300組の笑顔とHAPPYをつくろう!」としていました。

これにより、部下による「そろばん派」も「ロマン派」もモチベーション高く、

目標達成に向かってもらえた経験があります。

このように、リーダーシップのテクニックやスキルの前に、あなた自身の「思考」や「価値観」を内省することが重要であり、いくら良いテクニックがあっても、部下に響かなければ、腹落ちしなければ意味がないということになります。

あなたのマネジメントは「そろばん派」ですか?

それとも「ロマン派」ですか?

それとも、うまく使い分けていますか?

 

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【経営コラム】ホスピタリティで新ビジネスを生み出す視点

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社 代表取締役

船坂光弘

執筆者のWebサイトはこちら  http://www.thehospitalityteam.jp/

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