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社員の自主性は経営者しだい!やる気満ち溢れる社員教育の方法とは?

2020年3月2日 ブランディング営業体制 吉澤由美子 SPECIAL
SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社 代表取締役 吉澤由美子

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

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「社員に自主性を持ってもらいたいのですが……」 

こう相談される経営者は、とても多くおられます。なるほど、経営者がいちいち指示をせずとも、社員が自ら考えてくれるととてもスムーズに仕事は進むでしょう。しかし、社内を見渡すと自主性のある社員はほとんどいません。 

なぜこのようなことになるのでしょうか。実は経営者が、社員の自主性を阻んでいるケースが少なくないのです。これに気付かず「自主性」を求めていると、離職率は高くなる一方。 

今回は社員の自主性と自主性の育み方についてお話していきましょう。 

 

■自主性の意味、主体性の違いとは?

そもそも、自主性とはどういう意味でしょうか。辞書を引くと、「他を頼らず、自分の力で考えたり行ったりすることのできる性質」とあります。これを持っている社員は、経営者にとってとても有難い存在ですね。 

では、自主性と並んでよく求められる「主体性」との違いは何でしょうか。こちらも辞書で確認してみましょう。主体性とは「自分の意志・判断で行動しようとする態度」とあります。自主性と意味は大きく違わないような印象を受けますね。 

ですが、大きな違いがあります。それは「意志」です。意志とは「何かを成し遂げようとする気持ち」という意味の心理学用語。つまり、目標がある状態です。自主性という言葉には、これは含まれていません。 

意志の強い人は、行動が早く成果も出やすい傾向にあります。それは、みなさんご存じかと思います。それでは、自主性ではなく主体性を持った社員を多く抱えていれば成果が上がるかというと、そう上手くいかないものです。 

会社に必要なのは実のところ、主体性を持った社員ではなく「自主性」をもった社員。この理由はお分かりでしょうか。理由は次の項目でお伝えします。

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■会社に必要なのは「自主性」のある社員である理由

主体性を持った社員は、とても有能です。指示をされずとも進んで行動を起こし、問題を解決に導きます。一見、有能で優秀ですね。でも、これってとても危険なんですよ。 

というのも、指示をされずに行動を起こされると、責任の所在があいまいになってしまいます。例えその社員の責任にしたとしても、今度は会社が社員を守らないということになりかねません。そうなると、労基の指導が入る可能性も。 

それによく考えてください。なぜ主体性を持った社員は、それほどまでに「意志」が強いのかということを。楽観的な経営者なら、「我が社の業績を上げるためだろう」と考えるかも知れません。ですが、経営者自身でもない一社員が、会社のためだけに行動を起こすことは稀です。それほど大恩なんて、そうそうありませんから。 

何より主体性を持った優秀な社員は、見切りが早いのも特徴です。この会社に未来はないと感じたら、すぐに離職し自分がもっと輝けるステージに移ります。そうなると、仕事が回らなくなる可能性が高くなります。 

これを避けるためには、社員には主体性ではなく「自主性」を持っていただきたいのです。では、その「自主性」を育むには何をしたらいいのでしょうか。 

 

■明確な基準を定め、社員全員に共通認識を持ってもらう

自主性のある社員を育てるには、明確な「基準」が必要です。「軸」ともいえます。この基準に沿った中で自由に行動してもらう。これが経営においての「自主性」です。この基準がなければ、何をして良いのか分からず社員も右往左往です。 

例えば、フレックスタイム制を取り入れている会社。出勤時間は自由ですが、一つの基準があります。それは「自分の仕事を終わらせること」です。この基準から逸れなければ、出勤時間は自由です。社員の「自主性」に任されています。もしこの基準がなければ、会社は立ち行かなくなります。 

出勤時間と同じように、経営も明確な基準が必要です。これがなければ、社員は右往左往するばかりで何の行動も起こせません。基準がないにも関わらず「自主性」を求められても、正解のないテストを毎日受けさせられているようなもの。これでは、逃げ出したくなって当然です。 

経営の基準を定めるには、ブランディングが最適です。自社の設立目的と理念、社会的な存在価値を言語化。出来上がったブランディングから経営の基準を定め、社員に周知します。これを知った社員は、基準に沿った行動が取りやすくなります。

基準とは行動の正解といえるものです。正解を提示せず、闇雲に行動させることだけはしないようにしましょう。 

 

■ブランディングは会社の海図

ブランディングの使い道は営業だけではありません。今回お話したように、社員教育にもとても使えるものなのです。もし、あなたの会社の社員に自主性をもって行動をしてもらいたいなら、ぜひブランディングを取り入れていただきたいものです。 

どうか、社員を大海原のど真ん中にひとりぼっちにしないでください。経営者なら海図を描き、それを社員に見せながら航海すべきです。そして、私のような経営コンサルタントはコンパスです。海図はあっても、時折方向を見失うこともあります。そのような時はお声をかけてやってください。 

 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

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ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社 代表取締役

吉澤由美子

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