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税務調査は、経理の責任?

2020年3月11日 10億ビジネスの経営数値成長戦略 野口 タカ子 SPECIAL
SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室 代表取締役 野口 タカ子

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

Fromノグチ

昨年暮れの話です。税務調査が入った会社で経理の担当から苦情が出ました。 

「こんなにキチンとやっているのに、なんで褒めてくれないんですか?」

現金出納簿はもちろん、預金の出入りもそれぞれ出納簿を付けています。

小さな領収書にナンバーを付けて、出納簿にそのナンバーを記載しています。 

なのに、、、、

やってきた税務調査官は、「この支払は?」

「この明細は、相手先は?」と仏頂面で問うてくる。

 

税務署が褒めることは? 

経理の担当者は、税務署の担当官が席を外したその時、同席していた税理士に向かって問いかけました。「なんで、“ちゃんとやっているね”と褒めないんですかね。自分はきちんとここまで書類を整理しました。5年間もの間の書類が全部そろっているのに。」 

税理士先生は、「う~ん、欲しいものがみつからないからじゃないの。」

「そんなこと言われたって、不正したくて帳簿つけているわけないじゃないですか。これだけの書類をきちんとそろえるのが、どれほど大変か本当に褒めてほしいよ。」

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上司や同僚から褒められることは?

経理の担当者は、褒められない。

会社内部でも褒められる可能性が少ない職種です。 

“うゎっ凄い”儲かりそう~、なんて情報は、営業さんの範疇。

“今度のイベント、人集まりそうだね、ワクワク!”は、企画部門の範疇

“新製品?ウチもなかなかやるじゃん!”は、製造部門が得意。 

経理が褒められるとすれば、キチンとできている、そう“正しくしていますね”と税務調査の担当官が言ってくれることだと内心期待していたのです。ところが全くその気配なし。

また明日も仏頂面と日長一日付き合うのかと思うと、本当に頭に来ちゃいます。 

(経理が褒められることは、何だと思う?)

「えっ、税務署が来ないことじゃないですか?」 

実は経理でも営業でも企画でも、会社で褒められる場面は同じです。

新人導入スキル、日常業務の時短スキル、売上アップ、粗利アップ、資金量アップ

周りの同僚や上司が、あいつデキる!と思うシーンは、この5つです。

 

社長が褒めることは? 

売上アップには、経理は関係していない?

超お得意様を見つけ出す数値化の仕事は経理の得意分野です。

売れてる商品を見つけ出す数値化だって同じこと。 

粗利アップに至っては、部門別を利用してすぐに資料が提供できます。

資金量アップは、社長さんが一番気にしているところ。

資金実績から社長の予測を入れてもらって提供すれば、褒められること間違いなし。

新人導入スキルや時短スキルは、パソコンスキルが生きてきます。

相手が褒めたい部分に視点を持っていけばいいのです。 

だって、経理のスローガン「ミスロス不正を防ぎます。ごめんなさいが言えるうち」は『利益を最大化・コストを最小化したい』社長と同じ視点なのですから。 

―ノグチ

 

P.S.

社長さん、税務調査って嫌ですよね。経費は最小で利益は最大って言っても、税金が増えるのはいやだ~って思うもの。これを言うと税務署に叱られるかもしれないけれど、税金も経費の一つだって思うから、なるべく少ない方が、嬉しいです。(本音)

10億ビジネスの経営数値

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室 代表取締役

野口 タカ子

執筆者のWebサイトはこちら  http://www.n-keiei.co.jp/

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