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新たな成長機会をモノにするための備えとは

SPECIAL

環境戦略コンサルタント

合同会社オフィス西田

チーフコンサルタント 

環境戦略アドバイザー。数々の多国間環境条約や、国連が提唱する2030年のための持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)を参照しながら、サーキュラーエコノミーなど企業として取るべき環境戦略や、環境対策を通じた長期収益構造の改善などをアドバイスしている。

ビジネス上のリスクには、ちょっとした連絡の行き違いのように日常的に発生しているものから、コロナ禍のように一つの時代に一度あるかないかと思われるものまで、さまざまな規模や形があります。
大きなリスクについては損害保険をかけたり、常にデータのバックアップを心掛けるなどの対策を取られていると思いますし、業務上の小さなリスクについては、たとえば5分前の集合をルール化するなど、日々の約束事を見直すことで対応されていることと思います。

また最近では、滅多に発生しないリスクへの対応を可視化したBCP (事業継続計画)を作成することで積極的にリスク対応を図る事例も増えてきています。

このようにして、想定できるものもそうでないものも含め、現在手掛けているビジネスを守るためのリスクに対する備えはある程度予防的に講じておくことができますし、経営としても大きな責任を負う部分だと思います。しかし、それだけでは済まないのが世の常です。

経営者として日々事業に邁進する中で、思わぬ時に見えてくるのが新たな成長機会のヒントです。これは経営者的な視点を持ち続けていることがなせる業で、そうでない人の眼にはほとんど止まることがないのですが、経営者はちょっとした出来事からネタを思いついたりすることも少なくありません。

今の当社なら、あれをこうしてこれをこうすれば・・と、新たなチャンスを生かすためのシミュレーションに思わず我を忘れてしまう。経営者なら誰もが持っている「癖」みたいなものではないでしょうか。同時にこれまで考えなくても済んだリスクに対する勘も鋭く働きだします。待てよ、これはおそらく不十分、あれも手当しなくては、そうなると・・と、シミュレーションに光を見出したのもつかの間、眉間にしわを寄せたり、どこも痛いわけではないのに勝手にしかめ面になったりします。

新規事業を考えるうえで避けては通れない新しいリスク。それを取ってゆかないと成長機会はモノにできません。でも、備えていないリスクを敢えて取るのは難しい。さて、どうするか。

当社がお勧めするのは、普段から新しい事業機会とそれに伴うリスクに出会う練習をしておけ、ということです。これは経営者のみならず普段から顧客対応に従事する営業部隊にも言えることです。

経営者と営業部隊の間に一つだけ違う要素があるのは、経営者にはリスクを取るための大義名分を掲げる責任があるということです。なぜ当社はそのリスクを取るのか、なぜリスクを取ってまで新しい成長機会へと足を踏み出すのか。それを理念や哲学、目標やビジョンの世界で可視化するのは明らかに経営者の責任です。それがないと、営業部隊はどうしても今の仕事を深掘りする方向へと進んでゆきがちです。なぜならその方が新たなリスクを取らずにすみ、努力に応じた成功を手にしやすいからです。

経営者からは可視化されたメッセージを送ることで、新たなリスクを取るための備えを伝えておくこと。そして普段から新しい事業機会に出会う練習をしておくこと。この二つにしっかり対応できていれば、新しい成長機会を手にするチャンスはぐっと増えます。

果敢に新たなリスクを取ることで成長を目指す企業を、当社はいつも全力で応援しています。

 

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