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ある調査で分かった!「 部下が思う理想のリーダーベスト5とは?」

SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社

代表取締役 

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

私はホスピタリティコンサルタントとして、様々な活動をしておりますが、あるサービス系企業様と全社の管理職のリーダーシップスキルを上げるという取り組みの中で、

「あなたが思う理想のリーダーとは?」という調査を、一般社員250名を対象に実施したことがありました。

その調査結果が、実に興味深いものであったのでランキング形式で解説させていただきます。

 

第5位 誰に対しても同じ態度でみんなを公平、平等に扱ってくれる

これはリーダーでよくありがちな行動なのですが、自分と気の合う部下とはコミュニケーションをよく取るのですが、他の部下とは挨拶程度で殆ど話さない、コミュニケーションにムラがあるというケースです。

自分の好きな部下、嫌いな部下があからさまに態度に現れたりしていて、それが部下に分かってしまうようなリーダーは確かにいます。

部下にしてみれば、誰に対しても同じ態度で公平、平等に扱ってくれるリーダーを望んでいるということになります。

 

第4位 部下のことを気に掛けてくれていることが分かる

上司にとって見れば、「部下のことを気に掛けることは当たり前」と思っているはずですが、日本人は表現下手なので、それが部下に伝わっていないケースが多いのも事実です。

私が見てきたリーダーの中にも、心の中では部下に対して愛情や熱い想いを持っているにもかかわらず、部下には全然伝わっていない表現下手なリーダーを沢山みてきました。

部下にとってみると、

「自分の事を心配してくれている」、

「気に掛けてくれている」

というのは、自分への承認であり、働く上で、安心してその職場で働くことができるかどうかといった、心理的安全性を確保する上でとても重要な要素となります。

 

第3位 感情の起伏が一定で平常心である

リーダーは組織への影響力が強く、リーダーの機嫌、不機嫌で職場の雰囲気がガラっと変わります。

リーダーにしてみれば悪気は決してないと思いますが、それが、部下のモチベーションに影響し、最終的には、お客様へのサービスの品質に影響すると自覚を持つことが大切です。

また、上司が不機嫌な時には、

部下は「相談するのを辞めよう」

「報告するのを明日にしよう」

といった、組織の生産性を下げることにも繋がりかねませんので注意が必要です。

 

第2位 いつでもウェルカムで話しやすい雰囲気がある

これは、第3位の上司の機嫌・不機嫌にも繋がる話しですが、部下にしてみれば、日々の中で上司に報告、連絡、相談したくても、上司がいつも忙しそうにしていたり、デスクに居なかったりすると相談したくてもできないというケースも多々あります。

そういう私も、ホテルの支配人時代に、プレイングマネージャーとして接客とマネジメントの両立で、いつも忙しく振る舞い、部下に「話し掛けるなオーラ」を出していたように思います。

また、部下が話しかけても、部下のほうに顔を向けることすらせず、パソコンの画面を見ながら、面倒くさそうに返答している上司も多く見られます。

このようなことは部下にとっては、ストレスであり、上司に話し掛けたり、相談することに後ろめたさを感じてしまうことに繋がります。

どんなに忙しくても、いつもウェルカムで話しかけやすい自分でいることを意識したいところです。

 

第1位 いつも明るく元気で、良い職場環境を作ろうと努力してくれる

私にしてみれば、この第1位は意外でした。

しかし、よくよく考えてみると、このランキングの2位から5位とも共通しているようにも感じます。

特にサービス業は、職場に笑顔が無いのに、お客様にだけ心からの笑顔を提供することは不可能です。

従って、組織への影響力が一番強いリーダーこそが明るく、元気で振る舞っていないと職場の明るさやスタッフの笑顔はありません。

リーダーにしてみれば会社からは、

「売上を達成しろ!」

「残業をさせるな!」

「部下からも不満を言われ」

そんな中で明るく、元気に振る舞えというのは大変なことだと思いますが、これが一番部下が上司に望んでいることなんだと理解をする必要があり、それが、職場の雰囲気にも繋がり、部下のパフォーマンスやサービス品質、最終的には顧客満足度や業績に直結していると考えるべきなのです。

 

この調査結果から分かるように、部下が上司に求めていることは、「決断力」や「みんなを引っ張っていくといった強いリーダーシップ」や、「知識がある」「スキルが高い」といった仕事ができる、できないではなく如何にみんなが働きやすく、みんなが上司ではなく、お客様のほうを向いて仕事ができる環境をつくることが求められており、その職場の環境やムードを率先してリーダーが身を持って体現することが求められています。

実際、私が見てきた組織も、リーダーが笑顔が多いとメンバーの笑顔も多い!

リーダーが明るいとメンバーも明るい!

といった明らかな傾向があり、そして、その組織の明るさや笑顔は、職場や店舗の活気や業績にも必ず繋がっています。

そして、サービス業は「感情労働」と言われており、部下の感情によってパフォーマンス、サービス品質、生産性が大きく変わることをリーダーは理解することが大切です。

部下はリーダーに、そんなにすごいことを求めている訳ではありません。

私の著書にも書いていますが、サービス業のリーダーにとって一番大切なのは、「リーダーの普段の思考と行動」で出来上がる組織も結果も大きく変わるということを理解するということです。

是非、今回のランキングを参考に、自分自身の普段の思考と行動を見直してみていただければと思います。

 

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