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一緒に親身になって考えてくれるコンサルタントとは?

SPECIAL

コンサルティングビジネス専門コンサルタント

株式会社ドラゴンコンサルティング

代表取締役 

「コンサルティングビジネス」専門のコンサルタント。これまで個人 法人400以上の指導実績を誇る。
 個人コンサルタント向けの指導で積み重ねたノウハウを用い、企業向けには、カタチが無く、売るのが困難な「知的財産・ノウハウ」などを高利益率で売る「コンサル手法を活用した経営指導」や「独自のコンサル事業部づくり」などを展開。企業に眠っているタダと思われていたモノを「宝の山」に変えることで定評。
 2012年、株式会社ドラゴンコンサルティングを設立。現在、同社代表取締役社長。1969年生まれ、千葉大学法経学部卒。

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仕事柄、経営者の方々に、コンサルタント活用のメリットなどをお伝えしていますが、結構様々な反応がかえってきます。そうした中には、「自分の場合は、一緒に考えてくれる先生がいいんだけど…」と言われる方もいます。

色々な活用方法がありますので、一緒に考えてくれる…タイプがお好みであれば、そうした方にお願いするのも一つの選択肢だと思います。

自分が思い悩んでいるところを、一緒に考えてもらえることで、気分が和らいだり、様々なヒントを得られることで進めやすくなる…というメリットは大きいかもしれません。

ただし、物事にはメリットとデメリットがあります。多くのコンサルティング活用の実際を見てきているだけに、「一緒になって考える」タイプのコンサルタントを活用した場合、結果的に事業が低迷する例が多くなっています。

理由は単純です。「経営者の仕事は決定をすること」だからです。アイデアやヒントをもらうことはとても有難いことですし、重宝することですが、自分の会社の方向性に対して決定の責任を持っているのは唯一、社長だけだからです。

これほど当たり前のことはない、と経営者なら誰でもスグ分かることにも関わらず、「一緒に考えてくれる…」という言葉のウラには、「経営判断や決定に対する心理的依存」が隠されている確率が極めて高いからです。

実際、ベタっとへばりつく系のコンサルタントや、「一緒に考えましょう」系のコンサルタントを使っていると、最も重要な戦略に対して、自ら発想して下すことが徐々にできなくなっていきます。考えることを放棄していってしまうからです。

経営者が、経営の方向性を考えるのを放棄していけばどうなるか…。コンサルタントとは、経営の部分部分のスペシャリストではあっても、50人や100人を抱えた会社を儲かるように回す「経営」に関しては、ほぼ間違いなく素人です。経営をやったことがある人など、100人に一人もいないのが実際なのです。

「先生はどう考えますか?」とか「先生にご意見をうかがって…」といった、経営判断の主体が徐々にズレていくことは、大きなリスクを背負いながら、果敢に挑戦して事業を成長させていく経営判断とは、大きく異なっていくことになります。

重要なことは、アイデアや経営のヒントをくれるアドバイザーや、世の中の最新情報をくれる人、間違った判断かもしれないので…といった場合のご意見番など、様々な知識人の活用は重要ですが、これらの活用を「コンサルタント活用」と混同しないことです。

少なくともいえることは、プロの専門コンサルタントであれば、「一緒に考える」ことはありません。なぜなら相談を受けた段階で、「その場合でしたら、こうしましょう」など、明確な答えを返せるのが当たり前だからです。

一緒に悩んで…ということは、一見親身ですが、要は同じレベルで唸っていることを意味しています。そこには専門性など、何もないという証拠でもある訳です。

 

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