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迷ったとき、最初にやるべきこと

SPECIAL

オルタナティブ経営コンサルタント

合同会社オフィス西田

チーフコンサルタント 

カーボンニュートラル、SDGs、サステナビリティ、サーキュラーエコノミー、社会的インパクト評価などへの対応を通じた現状打破と成長のための対案の構築と実践(オルタナティブ経営)を指導する。主な実績は、増客、技術開発、人財獲得、海外展開に関する戦略の構築と実現など。

経営者の毎日は、次から次へとやってくる判断の連続です。AかBか、進むか止めるか、何と何を組み合わせるのがベストか・・・。しっかりした判断基準と十分な英気があれば、快刀乱麻の勢いで片づけられる仕事であったとしても、ときに長考を強いられるような場面が必ずやってきます。判断に迷ったとき、あなたは最初に何をしますか?

誰かに相談する、という人は多いかもしれません。その誰かがすぐに捉まり、解決につながる答えをくれる人ならぜひそうされてください。そうである場合もない場合も含めて、まずやるべきことは「持ち時間を確認する」ことです。ここで言う持ち時間の確認とは、判断に要する時間に、もう一度迷うための時間を足した長さの時間を確保できるかどうかを確認すること、と表現することができます。

「判断に要する時間」とは、上の場合なら相談相手に説明して意見をもらい、それについて考えるための時間です。アポを取って、会いに出かけて、待たされる時間も含まれます。最近は、オンライン面談のおかげでこの部分がとても楽になりました。

「もう一度迷うための時間」とは、理屈を通した後になってもくすぶり続ける心の中の残り火をしっかりと消すための時間、としか表現できないのですが、科学的思考能力よりも動物的なカンが重要だとされている経営者にとって、「もう一度迷う」ことは意思決定上の重要プロセスだったりするわけです。

こうなると、もはや「俺はじゃんけんに強い」「今日は気分が良いからマル」みたいな世界だと思われるかもしれませんが、それとて経営者の心の中には何らかの拠りどころがあるわけで、それを軽視することは企業にとって重要な機会損失につながる可能性も出てくるわけです。

少しでも生き残る確率を上げようとするならば、動物的カンによる胸騒ぎが収まらないような場合に備えて、最後の最後にもう一度迷うための時間をとっておいてください。「持ち時間」、重要ですよ!

 

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