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社員は経営者の鏡

  成長支援部づくり 岩井徹朗 SPECIAL
岩井徹朗 SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社 代表取締役 岩井徹朗

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

社員は経営者の鏡

会社の経営者とお会いする前に先に社員の方と会うことがあります。

営業担当者であったり、管理本部長であったりと職種や役職もいろいろですが、「あっ、この人まじめそうだなぁ」「まだ若いのにずいぶんしっかりしているなぁ」と感じる時があります。このような会社の場合、その後経営者とお話すると、「やっぱりこの経営者だからかぁ」とすごく納得するケースがほとんどです。

一方で、社員に対して「この人ちょっと頼りないけど、大丈夫?」と感じる時は、たいてい超ワンマンの経営者であり、「上から目線で話すし、何様やねん!」と思う時は、経営者は社員に輪をかけて上から目線です(笑)。

私も通算で約20年サラリーマンをやってきたのでよく分かりますが、社員は経営者が想像している以上に経営者のことをよく見ています

特に中小企業では経営者と社員との距離が近いので、「社長は今日機嫌が悪いなぁ」とか「やたら気合いが入っているぞ・・・」といったことから、「あの案件でちょっとテンパっているらしい」といったことまで、経営者はかなり細部に渡って注目されています

このため、経営者の好き嫌いも社内に伝播し、社員の思考パターンや行動様式も経営者に似てくるケースが多いです。

日頃から外注先を怒鳴りつけている経営者の下では、担当者も外注先を小馬鹿したような態度を取ります。また、お客様の前ではニコニコ顔でも、いったんその人が帰った後で悪態をつく経営者の会社では二枚舌を使う社員が多いです。

経営者がどんなに平静を装っていたとしても、社員は少なからず経営者の影響を受けます。そして、よほどしっかり自我の確立した社員か、かなりのへそ曲がりでない限り、社員は経営者の鏡です。

もし、経営者が「ウチの社員はお客様への態度がなっていない」と感じるなら、日頃のご自身のお客様への対応を振り返ってみることが先です。たいていの場合、自分では自覚していなくてもお客様を見下す言動があります。

一方、「社員は結局カネのことしか頭にない」と怒っている経営者とお話すると、「どうやったら手っ取り早く儲かるのか?」ということが話題の中心だったりします。

また、「社員は自分では何も考えようとしない」と、その依存体質をぼやく経営者は、自分の不得意分野についてかなりの依存体質です。

最近私が強く感じることは、問題はすべて自分の中にあるということです。他者を変えることはけっして簡単なことではありません。また、それなりの人生経験を積んだきた自分を変えることも、けっして簡単なことでもありません。

けれども、もしあなたが今の現状に満足しておらず、「もっと良くしたい」と考えておられるのなら、自分自身の内面と自分の周りにいる人をよく観察することでなんらかの気づきを得ることはできます。

特に経営者の場合、身近にいる社員の行動をじっくり観察する→気になったところをしっかり意識する→はたして自分はどうなのかと洞察する、ことで見えてくることがあります。

リーダーシップとは自ら率先して変えていく力。経営者の意識が変われば、社員も必ず変わります。

【総務の革新】成長支援部づくりで業績を伸ばす経営視点
岩井徹朗

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社代表取締役

岩井徹朗

執筆者のWebサイトはこちら http://www.basis01.com/

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