第541号 頑張る人ほど報われる組織をつくる上で大事な視点とは

「一体何なんだあの人達は。」
「伊東さん、聞いて下さい。」
Aさんがおっしゃいました。
なんでも困ったことがあって、公的機関を利用したところ、相談内容を受理してくれると思いきやそうはならず、うまくいいくるめられたとのことでした。
表現を変えますと、これはただ単に「Aさんは門前払いされた」と同じです。
ここで
「そんな事、普通あるかな?」
「運が悪かっただけでは?」
といった意見もあるでしょう。
またそれとは逆に
「うんうんあるあるですね。」
といった意見もあるかもしれません。
私はどちらが正しいのか、審査する立場にいるわけではありませんがはっきり言えることがあります。
それは店舗型のビジネスでも同じような現象はある、ということです。
あるチェーン企業のことです。
M社長は人の気持ちを大切にする経営を心がけていて、お客様はもちろん、働く人達も自然に集まってくる企業にしたいと発信し続けていました。
しかしある日、自分の希望の勤務地とは違う社員が何人かいることに気がついたのです。
不思議に思い独自に調査してみてわかったことは、管理職の幹部達が自分を支持する社員だけを優先的にまわりに配置し、自分の方針とは異なる思想を持った社員をわざと遠ざけていたことでした。
社長が特に気にされていたことは、自分の勤務希望地とは別の勤務地を告げられた社員達は
「会社とはこんなものか」
と口にすることはできず、そのまま我慢して受け入れてまでも日々頑張っていたことです。
自分の欲のために、可愛い後輩達に苦難を押し付けている。
社長は、いつの間にか会社をそんな状況にしてしまった現実を受け止め、深く反省したとのことです。
その後社長主体の大改革が行われ、該当の幹部達は処分されることになったのでした。
人はどんなに信頼のある団体、機関、役職に就いていたとしても、想像通りに動いてくれるとは限らない。
冒頭のAさんの件に関してもですが、店舗型のビジネスにおいて
「あまり深く考えずそんなもんだろう」
「〇〇が言うことなんだから」
と捉える人より
「いやおかしい」
「なぜそうなったのか?」
と捉え行動に移せる人ほど、頑張る人ほど報われる美しい仕組みがつくれる傾向があります。
これまでの人生経験を振り返ってみた際、なぜあの時うまくいかなかったのだろうか。
もし、貴方にもそんな納得がいかないことがあったとしたら
「世間とはそういうものだ」
と受け入れるより、
「一体ななぜだ」
「どうしたらよかったのか」
など、不満や疑問をもって思い返してみてはいかがでしょうか。
その姿勢はきっとこれからの人生において、とても良い結果をもたらす事につながるでしょう。
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