社会的インパクトの価値
現代の企業経営において「企業価値を上げること」、は経営者にとって何よりの責務とされています。具体的には現有の資産価値を保全するか高めたうえで、近未来から先の予想キャッシュフローを成長させる。伝統的な経営学において、財務的にはそうすることで「のみ」企業価値が高まるとされて...
現代の企業経営において「企業価値を上げること」、は経営者にとって何よりの責務とされています。具体的には現有の資産価値を保全するか高めたうえで、近未来から先の予想キャッシュフローを成長させる。伝統的な経営学において、財務的にはそうすることで「のみ」企業価値が高まるとされて...

「シライ先生、増やせば増やすほど厳しくなります」 こう仰るのは教育関連事業を営むA社長。セミナー後の個別コンサルティング時に出てきたご発言です。1施設からはじまったA社は、独自の魅力あふれるサービスのおかげで人気となり、10年かけて6施設まで拡大してきました。 よそにはな...

プロジェクトマネージャ(PM)としてプロジェクトを進めていると、進捗を確認する場というのは欠かせません。この進捗の確認の仕方はPMによって様々ですが、その前後も含めて効果的なものになっているか、というと疑問符が付くケースがあります。 最悪な例を紹介します。毎日、朝の決...

「店員さんと話をしながら注文すると、楽しいんだよね。外食を満喫している感じするから」と、知人が食事中に話した一言です。確かに、最近の飲食業界では急激に「無人・省人化」が進みました。券売機式店舗やタブレット注文、ロッカー受け取り、冷凍惣菜の自販機販売など、一言も交わさずに完...

「最近、どうにも営業の数字が安定しないんです。先月はたまたま大型案件が取れたのですが、今月は全然。うちは営業が一部のベテランに依存していて、若手はなかなか成果が出せず、指導もしきれません。このままでは売上が運任せのままで、いつまで経っても安心して経営できません」―これは、...

「先生、会社が発展するには、今のビジネスを続けてるだけじゃダメですね」 これは先日、コンサルティングを実施している中で、当社のクライアントが発した言葉です。なんでも、テレビを見ていたら輪ゴム工場の紹介番組があったそうで、そこから何かを感じ取ったようです。 こ...

これまでのコラムでは、コングロマリットビジネスを築き上げる条件として、 ・①新規事業展開の方向性がキラー経営資源の視点を備えていること ・②事業経営者の決定が正しく行われていること ・③事業経営者、後継者候補が量産できる人事システムが備わっていること ・④事業拡大の資金が...

工場でよく行われる「工程改善」ですが、どうも経営改善につながっていない工場が多くあるようです。 ものづくり白書(概要)でも、 製造事業者におけるDXは、依然として「個別工程のカイゼン」に関する取組が多く、「製造機能の全体最適」を目指す取組は少ない と指摘されています。 こ...

瞬時の回答や判断がもたらす信頼感 -その裏にある経営管理の工夫が、選ばれる企業をつくる土台になります。 「さっきの質問ですが、どうでしょう?」 「はい、〇〇の件ですね。このような条件でしたらお受けできます」 ある企業の商談に同席させて頂いた際、見込み客が提示した条件や追加...

「マネジメント技術とは論理的な手法そのものなのか?」── 先日、ある経営者の方から真正面からこう問いかけられました。もし「YES か NO で即答せよ」と迫られたら、私の返答は少し回り道になります。なぜなら 「論理だけでは到底足りないが、論理がなくても成り立...