書籍「チーズはどこに消えた?」から考える、人材育成の重要性とは?

『チーズはどこに消えた?』(スペンサー・ジョンソン著・扶桑社)という本をご存じでしょうか。人生で求めるものにどう対応するかについて描かれた名著と呼ばれる本です。先日、機会があり読み返してみました。 この本は、VUCA時代を生きる私たちに、多くの気づきを与えて...

『チーズはどこに消えた?』(スペンサー・ジョンソン著・扶桑社)という本をご存じでしょうか。人生で求めるものにどう対応するかについて描かれた名著と呼ばれる本です。先日、機会があり読み返してみました。 この本は、VUCA時代を生きる私たちに、多くの気づきを与えて...

今日は親子経営企業の強みを活かした独自の経営スタイルについて第4話。 【地域に根ざした身の丈経営】 以前、私の友人の会社の経営理念を見て感心、納得した覚えがある。「最大の会社を目指さず、最良の会社を目指す」というもの。創業者である彼の父親が制定したようだ。彼の会社はある...

製造業S社長からの相談は今回も「人間関係」でした。 「最近、製造と品質がギスギスしていて…」 「現場リーダー同士の空気も悪いのです」 社長自身も、そこに囚われてしまっています。 私は確認しました。 「社長、会議ってやっていますか?」 S社長は少し考え答えました...

「専門家だと思って任せていたら、自分の思惑とは全然違う方向に仕事が進んでいて驚いた」――先日お会いした経営者がぼそっと言われた言葉です。ある業務に詳しい人を雇い仕事を任せていたものの、進め方が外からは全く見えず、どんな判断で進行しているのかも共有されていなかった。ふと気に...

「伊東さん、やっぱりお客様あっての数字じゃないですか」 ある社長がおっしゃいました。 社員やスタッフ達の優先順位がおかしいことに気が付き、なぜそうなったのか。 どうしたら自分の考えをうまく伝えられるのか、改革を進めているとのことでした。 会社の...

いま、工場経営はかつてないほどの試練に直面しています。 資材価格の高騰、電気・燃料代の上昇、設備の維持費、低迷した経済を脱するためとはいえ、物価高騰により何もかもが値上がりし、工場経営の維持も非常に窮屈なものとなっています。 そして人件費の高騰。個人の手取りが増えるのは良...

「そうすると、御社との協力が当社のビジネスにも新しい可能性をもたらしてくれるんじゃないかと思うんです。」先日、当社が仲介した企業間連携に関するトップ同士の面談で、一通り提案内容を聞き終えて、提案を受けた側の社長は提案へのお礼を述べた後で、協力が自社にとっても大きな機会に...

「シライ先生、何をするにしても”ヒト”がネックなんです」 こうお話するのは教育事業を営むA社長。大変ユニークな教育メソッドを武器に、施設数を増やして拡大してきました。 A社長自身がこの教育メソッドの実施者であり、その指導は顧客からの信頼と尊敬を集めています。はじめは1つの...

工程会議や日々のミーティング等で、各タスクの進捗を確認したところ遅延が見つかるのは、プロジェクトを進めているうえでは当たり前に発生することです。さて、その遅延に対してどの様に対処しているでしょうか。担当者からの「○日遅れているが、△日までには挽回します」という返答を鵜呑...

世の中の経営者の多くは、「売上さえ伸びれば、全ての経営課題は、自然と解決する」と信じています。しかし、この考え方が会社経営を悪化させる最大の原因です。 確かに、会社経営において、売上は欠かせません。特に、創業期は、実績づくりや取引先を増やすために、時間やお金の多くを、売上...