メールを一人前に使えてこその社会人

  成長支援部づくり 岩井徹朗 SPECIAL
岩井徹朗 SPECIAL

成長支援部づくりコンサルティング

ヒーズ株式会社 代表取締役 岩井徹朗

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。


メールを一人前に使えてこその社会人

今ではLINEやFacebookで連絡を取るケースがかなり増えています。しかし、仕事の関係で連絡する際、やはりメールがまだまだ主役なのではないでしょうか。

しかし、このメール。人によって使い方も様々です。

情報共有のために複数の関係者に送信しても、返事は必ず個別返信で送ってくる人もいます。また、自分宛のメールは目を通すけれども、CCで送られてきたメールはほとんど見ていないという人もいます。

Facebookのメッセージでは誰が読んで、誰が未読かというのが分かる機能があります。けれども、メールの場合、送った相手が読んだかどうかは分かりません。メールが使われ始めた初期の頃は確認メッセージを要求する使い方もありましたが、今はあまり見かけなくなりました。

また、忙しいビジネスマンの場合、1日に大量のメールを受取ります。このため、注意していないと、ついうっかり大事なメールを見落としてしまうこともあります。

先日もあるお客さんに、ご依頼のあった資料をメールでお送りしたのですが、何のレスポンスもありませんでした。期末でお忙しいのかと思い、2、3日経ってからフォローアップのメールを送ったのですが、やはり返信なし。

そこで、今度はタイトル名を変え、内容も返信をもらえるよう工夫を凝らしたところ、ようやく返信が来ました。しかし、その内容は「勘違いで最初のメールを削除したので資料を再送してほしい」というものでした。

電話の場合、会議中や外出中だとこちらがかけたタイミングで先方が出られないことがあります。この点、メールは送り手の都合に合わせて送れるし、受け手も自分の都合に合わせて見たり、返事を送ったりできるのは、とても便利です。

けれども、このようにタイムラグがあり、各人の事情に合わせて運用される環境にあるために、せっかくの便利な機能が充分に活かしきれていないところがあります。だからこそ、少なくとも社内において、最低限の運用ルールを予め決めておく必要があります。

16年前、最初に転職した際、新しい職場で私がびっくりしたのは、メールでのコミュニケーションがすごく頻繁だったことです。

前の職場ではまだほとんどメールが使われていませんでした。書類にハンコを押して回覧していくか、電話で話をすることがほとんど。社内で用事がある時は「岩井君、ちょっと来てくれる」と個別に呼ばれていました。このため、新しい環境でのコミュニケーションに慣れるまでは少し時間がかかったのです。

隣りに座っている人から「今メール送ったんで読んどいて下さい!」と言われて「えぇ、そんなの口頭で言ってよ」と思ったことが何回かありました。

確かにコミュニケーションの仕方としては問題があるかもしれません。けれども、後で「言った」、「言っていない」、「聞いた」、「聞いていない」という不毛の議論になるよりはメールを送ったという証拠が残る点では良いことも事実です。

せっかくのコミュニケーションツールも使い方次第。

100人いたら、100人なりの使い方があり、その常識の基準が違うことで小さな誤解を生むこともあります。また、直接会ってお話するととても気さくな人なのに、メールだとすごくつっけどんな印象を与える人もいます。

毎日頻繁に使うわりには、意外と人に教えることも人から教えられることも少ないのがメールの使い方です。

新入社員が入るこの時期。はたして、先輩社員の方々は新人のお手本になるようなメールの使い方ができているでしょうか。会社におけるメールの使い方を一度見直すには良いタイミングです。

 


【総務の革新】成長支援部づくりで業績を伸ばす経営視点
岩井徹朗

成長支援部づくりコンサルティング

ヒーズ株式会社代表取締役

岩井徹朗

執筆者のWebサイトはこちら http://www.basis01.com/

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