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シニア通販への対応を急げ

白川博司
SPECIAL

通信販売コンサルタント

株式会社四方事務所

代表 

通販戦略なくして事業の成長はない! 20年間にわたり、300社以上の通販立ち上げに携わってきたプロコンサルタントが、経営者のための通販視点とこれからの事業発展の重要戦略について提示。

889ec7c9741efb98425e45312a9765df_s先進国を中心に高齢化が進展している。中でも、群を抜いて高齢化率が高く、同時に「少子化」が進行しているのは、世界を見渡しても日本だけだ。

超高齢化に対応した社会をどのように作るのか、少子化対策としてどのように労働人口を確保するか、といった様々な課題は、先進国の共通テーマとなっており、ここに、日本企業の商売の種がある。

たとえば今、中国でも「養老ブーム」が到来し、大規模な高齢者向け住宅や介護施設の建設が相次いでおり、高齢化対策や介護分野で培ってきたノウハウを持つ日本企業に、ビジネスチャンスが訪れているのだ。

世界に先駆けて高齢化への対応に取り組んできた日本のハード・ソフト両面のノウハウは、いま世界各地で求められており、ポテンシャルの高い需要として現れ始めている。

さらに先駆者として、高齢者向けの商品・サービスのレベルを深化させることが、内需と外需の両輪において日本を再生させる切り札となるはずだ。

改めてこの市場を正確に定義すると、70歳以上がシニア、60歳以上がプレシニアとなる。この中で、我々がアプローチするのは、お金と時間に余裕のある元気シニア市場であり、この年代に向けた商品・サービスメニューの開発が本格化している。

最近のサントリーウェルネスの折り込みチラシでも、「60代。全力で走れますか?」とターゲットを明確にしたコピーを打ち出したり、私が研究員を務める「日本元気シニア総研」では、第1号奨励商品に「クロマティックハーモニカ&ハープの出張演奏」を認定したほか、「あなたが輝く第二の人生を書き綴る~スターティングノート」などの発売を開始している。

いよいよシニア層のモノ・コト消費に照準を合わせた、「シニア通販」時代が到来した。我々も、この市場開拓に本腰を入れる時機である。

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