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優秀な社員がいないときの成長シートの作り方

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

成長シートを作成している経営者からの悩ましい相談があります。

成長シートは一般職層の社員の中で優秀な社員をモデルに作ります。

ところが現時点では一般職層には優秀な社員がいないという相談です。

もちろんこの場合でも社員が30人以上いる会社であれば中堅職層にステップアップしている社員がいます。

この場合はステップアップした中堅職の社員が一般職層を卒業する時の状況を振り返り、この社員が一般職層にいた状態を成長シートに可視化していくことになります。

ところがそのような社員もいない場合には経営者がモデルになって成長シートを作ることになります。

この会社が存続発展している最大の理由は、優秀な社員がいることです。

それであれば、明らかに経営者がプレーヤーの仕事を自らこなしていると言えるでしょう。

そのため、経営者をモデルにして成長シートを作ります。

ご相談の経営者も普段は「自分のやっている仕事を皆さんに教えますのでしっかり学んで仕事をしてください」と話をしている可能性は充分にあります。

ところが社員から見ると、経営者は雲の上の存在、社長だからこそできると最初から拒否反応があります。

この状態から経営者を可視化して一般職層の成長シートを作ると、社員にとって急に手の届く成長ゴールになります。

大事なことは社員が「自分も優秀になれる」と考えられる成長シートを作ることです。

経営者がモデルになったとしても、その可視化された内容を見て社員は自分でもその成長シートで高い点数が取れると考えるでしょう。

その時に社員がそのやり方を経営者に尋ねる可能性があります。

成長シートが無かった今までとは様変わりです。

言ってもやらなかった社員が、今度は成長するために、成長シートに書いてある重要業務のやり方を聞いてくるようになるのです。

このように成長シートを可視化することはとても重要です。

万が一優秀な社員がいないと思われたら、今回のように経営者自らをモデルにして成長シートを作ってください。

今までとは違ってその成長のゴールを皆自分の成長のゴールとして捉えて、成長に取り組むようになります。

 

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