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「宝や人財」と普段いっても、会社の「〇〇」への本音が一瞬でわかる一コマ

SPECIAL

全員営業コンサルタント

辻経営 有限会社

代表取締役 

会社の一人ひとりの小さな力を、無理なく売る力に変えて、全員営業で自然と売上があがる体制を築く実践手法とは…。

12月初旬の陽気とは一転、先週末からめっきり冬らしくなりました。季節の変わり目は、急に寒くなるので体調をくずしたり、カゼをひく方もいらっしゃるでしょう。

ビジネスパーソンの仕事上の安全確認+健康管理は、確かに自己責任といえますが、それだからこそそ、普段は声高に、社員は、「宝」や「人財」あるいは「家族」と言っている会社の本音が透けて見える時があります。

本日は、社員を本心から大切に思っている会社と、建前上で大切にしている会社との違いについてお話します。

「先週末から急に寒くなり…」、「今年最初の雪が降って…」
日本全体でいえば何割かの会社で、朝礼や会議でこの類の話題が出たことでしょう。

今週(月)に訪問した指導先は、折角なので朝礼から参加しましたが、ご多分にもれず、社長から天候の話題が出ました。素晴らしいと感じたのは次の一言でした。

「雪も降っているので営業の外回りでは、いつも以上に安全運転を心がけてください。通勤の行き帰りでも気を付けるように…」

営業現場や社員のことを本当に思っている会社では、こういうさりげない気遣いが
端々に現れてくるものです。

会社が、社員から信頼されるかは、有名か大きいかは全く関係ありませんし、業績が良いかどうかも関係ありません。同様に、経営者や上司には、経営能力やコミュニケーション力が高いことは重要ですが、社員から信用される段においては決して最重要事項とはいえません。

会社あるいは経営者(上司)が、社員から信用される最大の要因は、日本企業においては、誠実かどうか、別の表現でいえば言行一致かどうかだと考えています。

 会社の現場は、経営の根っこを表す鏡のような存在です。

本当に大切に想っている対象であれば、変化があれば、なにがしかの配慮や意識をして、言動に表れてきます。それが全くないとすれば無関心な証拠ですし、気遣いする必要性を感じないとすれば、所詮そこまでの関心ということです。

例えば、今週に限らず、過去を振り返っても結構ですが、雪が降ってきたときに御社では、どんな声掛けがされてましたか?
「営業出るときは、運転に気を付けてね」
「雪に負けずに、営業がんばりましょう」
「(仕事に関係ないと考え、声掛けなし)」

どれが正しいという話ではありません。要は、会社あるいは経営者(上司)が、社員を根っこのところでどう捉えているかという一端にすぎません。

今回のコラムでは、分かり易い参考例として天候をテーマに出しましたが、会社によっては冬の到来どころか、すでに氷河期のごとく業界全体の変化や営業の見直し等に迫られているかもしれません。

そういう正念場の時にこそ、普段からどう社員と接してきたか、大切にしてきたかが問われますし、ひいては現場を変革する際の原動力の分かれ目になるのです。

信頼関係は一朝一夕にはできません。積み重ねで成り立っています。さて、御社では、常日頃から、どんな積み重ねを行っているでしょうか?

 

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