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自走する組織作りを目指す三つの視点からのアプローチ

  成長支援部づくり 岩井徹朗 SPECIAL
岩井徹朗 SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社 代表取締役 岩井徹朗

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

自走する組織作りを目指す三つの視点からのアプローチ

社長が「業務効率化を図れ!」と指示したにも関わらず、あまり進んでいないということがあります。その際、弊社では、感情-思考-行動の三つの視点からアプローチして、その解決方法を探っていきます。

目の前にある現実として、業務効率化が進んでいないという結果があるとすれば、第一の要因は「行動」に求められます。

結果は行動に伴って出てくるので、業務効率化が進んでいないという結果の背景には、業務効率化を進めていないという行動があるのです。

このように申し上げると、社員からは「私はちゃんとやっています!」という反論が出てくるかもしれません。けれども、仮に社員が一生懸命に業務効率化に取り組んでいたとしても、結果が伴っていないのであれば、その行動に問題があります。そもそも、やり方が間違っているという場合もあれば、やり方としては正しいのに、実行している数が足りないというケースもあります。

いずれにせよ、行動に問題があるのであれば、多少なりとも、その行動を変えなければ、結果は変わりません。

次に「思考」。行動の背景には必ず思考があります。

「業務効率化をやれ」と言われたから、一応は取り組んでいたとしても、「面倒くさいなぁ」とか「本当はやりたくないんだけれど」という思考が働いていることが少なくありません。また、自分の目の前の仕事が溜まっているのに、社長命令だから「業務効率化をやれ」と言われても、ついつい後回しにしたいと考えるのが普通です。

特に行動のやり方としては正しいのに、あまり結果が出ていない場合、この思考のところまでアプローチしないと、結果にはつながりません。

そして、最後は「感情」。これは普段意識している人は少ないのですが、思考の奥底には、それぞれの人の価値判断の基準があります。

その価値判断の基準に合致すれば、気持ちもワクワクして「ぜひやりたい」という思考に結びついていきます。一方で、価値判断の基準から外れる場合、本人は意識していなくても、なんとなく気持ちがモヤモヤして、仕事に積極的に取り組もうという考えは出てきません。

特に、業務効率化のような場合、「もしかしたら、今までの自分の仕事のやり方を否定されるかもしれない」と不安を抱く人がいます。また、社長の要求水準が高いと、「本当に自分にできるのか」という自信のなさと相まって、感情としてブレーキがかかることがあります。

このような場合、社員が持っている不安を取り除いてあげないと、いくら社長が指示しても、面従腹背になる恐れもあるのです。

結果が出ていないと、多くの場合、その行動、すなわち、やり方のところにのみ、アプローチします。けれども、その行動の奥にある思考、そして、そのまた奥にある感情に関心の矢印を向けることで、大きく結果が変わることがあります。

正しいやり方はけっして一つではありません。また、行動も機械と違って人が行うものである以上、同じインプットで、毎回同じアウトプットが出てくるとは限りません。特に現状を変えることに対する本能的な拒絶は、人としてある意味やむを得ない側面があります。

感情-思考-行動

感情がプラスに働けば、あれこれ細かく指示しなくても、自ら考え、それに沿って自主的に行動するようになります。

 

【総務の革新】成長支援部づくりで業績を伸ばす経営視点
岩井徹朗

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社代表取締役

岩井徹朗

執筆者のWebサイトはこちら https://www.heeze.co.jp/

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