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ベトナム高度人材を発想の起爆剤に!彼らから選ばれる企業になるには?

SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社

代表取締役 

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

「日本人の新卒も選ばない弊社を外国人が選ぶだろうか……」 

日本の労働人口は減少の一途をたどり、新卒の人数も年々減少しています。このような状況ですから、外国高度人材は現代日本の金の卵といえる存在になりつつあります。日本人と同じ雇用条件で、同じように働いてくれるからです。 

しかし、ただ待っているだけでは彼らに選ばれる企業にはなれません。いくらスカウトに現地へ赴いたとしても、彼らが首を縦に振るとは限らないのです。 

では、どうすれば良いのでしょうか?今回は高度外国人材に選ばれる企業になるためにしたいことについてお話していきましょう。 

 

■日本の労働環境の劣悪さは有名

弊社はベトナム高度人材の紹介を行っていますので、ベトナムについてお話しましょう。情報化社会の中、インターネットを介し世界中どこにいてもあらゆる情報を入手できる環境です。ですから、ベトナムにいても日本の情報が入ってくるように考えておられる方も多いはずです。 

ところが、情報というものは自分が興味のあるものしか、自ら取りに行かないもの。ですから、こちらが「伝えたい」と考えたとしても、相手に「知りたい」と思ってもらえなければ意味がないのです。例え会社のHPを多言語対応したとしても、相手が知りたいと思えないのなら無用の長物です。 

加えて、日本とベトナムは働き方が違います。ですから、福利厚生を充実させているとアピールしても、彼らにはピンときません。何より、働くうえで日本は魅力のない国です。低賃金で長時間労働、過労死は「KAROSHI」と国際語にまでなっています。労働者にとって地獄のような環境と外国人の目には映っているのです。 

それは統計にも表れています。以前のコラムでも紹介した内閣府が平成302月発行の『クールジャパンの再生産のための外国人意識調査』によると、日本の仕事に魅力を感じている外国人はアジアで僅か4.72%、北米で4.63%、欧州にいたっては何と0%なのです。それだけ日本で働くことに魅力を感じていない人の方が多い現状です。 

 

■それでも日本を目指すベトナムの若者は何を目的としているのか?

残念ながら、日本は働くうえで魅力のない国のようです。しかし、ベトナムの若者の中には「いつか日本で活躍したい」と願う人も存在します。彼らは幼い頃から日本製のアニメやマンガに親しみ、ゲームに熱中した世代です。日本の作品へのあこがれも手伝って、日本で働くことを希望しています。 

とはいっても、彼らもリアリストです。マンガやアニメの世界がそのまま日本にあるとは思っていません。それに、彼らの耳にも日本の労働環境の厳しさ、特に外国人技能実習生への扱いの酷さは届いています。なのに、日本を希望してくれているにはワケがあります。それは、アニメなど作品を通し日本人の精神性の高さに希望を見出してくれているからです。 

これを若者の青臭さと笑い飛ばすのは簡単です。しかし、世界を見渡せば彼らがそこに注目するのも納得できます。なぜなら、日本は世界的にみて賄賂が極端に少ない国だからです。つまり、貧乏でも金持ちでも同じスタートラインに立ち、才能と努力で上り詰めていけると考えてもらえているのです。 

世界的に見ると、この日本では当たり前の公平さはあまり見られません。欧米の先進国ではまだあるものの、他の新興国や発展途上国では賄賂がないと生活ができないほどです。ベトナムも例に漏れません。この不公平さを普段から覚えているため、公平な国として日本を選ぶベトナムの若者もいるのです。

 

■ベトナム高度人材は発想の起爆剤になり得る

ベトナム人は日本の公平さに注目している、これに気付けている日本人はごく少数です。この発想はベトナム人でないと出てこない発想でしょう。これこそが、ベトナム高度人材を採用する最大のメリットなのです。 

日本に住む日本人では出てこない発想を、日本とは全く違う国からやってきた人に出してもらう。その発想はすんなり受け入れられるものではないかも知れません。ですが、何もしない状態からは、受け入れる・受け入れないの選択肢すら出てきません。膠着状態に陥っている企業にとっては、選択肢の出現だけでも新しい第一歩です。 

日本では昔から「まれびと」思想というものがあります。交通網が未発達だった時代、行商人や旅役者など「稀」に訪れる「人」を歓待し、新しい知識を得ていました。外部からの訪問者は、新しいものをもたらしてくれると大切にしていたのです。 

明治維新前後も欧州の外国人から沢山の知恵を授けられ、様々な産業が発展しました。現代ではベトナムなど地理的に近いものの、あまり接点のなかった国の人々が私たちの「まれびと」になると確信しています。 

「まれびと」になるのに、先進国も発展途上国も関係がありません。私たちが今まで考えてもいなかった新しい発想を授けてくれる、これだけが条件です。古来より私たちのご先祖様もこうやって発展を続けてきました。私たちもかくありましょう。 

 

■選ばれる企業になるには学ぶ姿を見せる必要がある

ベトナム高度人材は、日本でいうと東大京大出身のエリートもいます。彼らは洞察力も分析力も高く、上っ面の綺麗ごとなどすぐ見抜くだけの力を持っています。もし、彼らを生きた道具のように扱おうとしても、返り討ちは必至です。 

そんなエリートに選ばれる企業になるには、彼らから学ぶ姿勢を見せることです。日本人ではなくわざわざベトナム人を採用するのですから、彼らは疑問を抱いています。その疑問の答えが、「あなたたちから学びたい」ではないでしょうか。 

これを言われて嫌な気がする人間はほぼいません。今までの人生を肯定してもらっていることになりますから。先にこちらから「学びたい」と伝えておくと、呼応する音叉のように彼らも「貴社で学びたい」と返してくれるようになります。 

裏を返せば、採用の際に人材を「使える」「使えない」で判断する企業は選ばれないということです。日本人以上にベトナム人はシビアですから、これが少しでも見えた途端そっぽをむくでしょう。別に働くのは日本でなくても構わないですしね。 

新人と共に伸びて行こうという企業は、日本国内だけでなく外国での発展も見込める企業になる可能性を秘めています。新しい発想を吸収し、それを社会に還元するだけのパワーがあるからです。この力を得るためにも、ベトナム高度人材の採用は最適といえます。

 

■もっと詳しくベトナム高度人材について知るなら

今回はベトナム高度人材に選ばれる企業になるためのお話をしました。今までぼんやりと考えていたベトナム高度人材が、グッと身近に感じられたかと存じます。 

もし、ベトナム高度人材の採用をお考えなら、私にお声をかけてください。個別相談も承っておりますし、各地でセミナーも行っています。そこでもっと詳しいお話をさせていただきます。 

もっとあなたの会社が輝く為にできることを、一つ一つやっていきましょうね。 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

 

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