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リスク対策の隙間を狙ってくるのがリスクという現実

2020年3月6日 印象マネジメント「プライムイメージ」 山川碧子 SPECIAL
SPECIAL

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルタント

株式会社プライムイメージ 代表取締役 山川碧子

印象マネジメント「プライムイメージ」のスペシャリスト。  社長個人はじめ、企業や事業部門を対象に、高度な印象マネジメント戦略を指導する専門コンサルタントとして活躍。主に、商品や物体、空間…を対象に行われるブランド戦略に対して、人物や服装、表情、所作…などに対しての、顧客が感じる印象に焦点を当てた、戦略的な施策指導を行うのが特徴。企業の業績向上に多大な貢献をしている。

■現実はリスクの網の隙間を縫ってやってくる

 32日から、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための小中高の臨時休校が始まりました。 

今の時代、リスク管理については、普段から各企業・団体でガイドラインや相応の対策が取られているはずです。ですが、今回は「100%対策できていた」「万全だった」、さらに「うちは影響がない」と言えるところはない、と思います。小さくない影響、想定外の影響が起きているのが普通になっています。 

改めて、リスクに対しては、準備を万端にしておくことの重要性をお伝えしていても、現実に起こることは、その想定以外のこと、リスクの網を張り巡らせたつもりでも、その隙間を縫ってきて、実際には起きるのだと思い知らされます。

結局、今回のように、想定外のことが起きたとき、どうすればよいのかーーー?というと、その場、その時に最善と思われることをやっていくしかない、ということになります。 

このとき、とくに一つ気を付けたいことがあります。

決して一人で決めないこと。 

誰もが経験したことのない状況の場合は、信頼できる人からの声を大事にすることが必要です。その組織の長である人が決定権はもちますが、その決定に至るまでには、普段以上に耳を傾けることが、必要に思われます。

後で考えたときに、「あのときは、あれが最善だった」と言い切れる決断をするためにも、これは大切にしてほしいことです。普段以上に、「こういう側面もあるのか」という気付き、声を知ることで、いろいろな立場のいろいろな見方があるということを知る必要があるときなのではないか、と感じます。

 

■自分ごととなると大きくなる不安心理

 今回の新型コロナウイルス問題については、急な安倍総理の休校要請から、空気が一気に変わっていったことは、現場感覚で感じているのではないでしょうか。 

先週金曜日には、弊社も予定していた仕事のキャンセルが発生していますし、その日に会った方々からは、キャンセル、延期になったという話ばかりで、実際の影響を身をもって感じています。 

この政府の対応については、専門家も意見が分かれるようですが、実際にはもう始動しまったわけですから、この決定についてネガティブなことを言っていても話しは進まないので、当事者の立場として、自分がどうすればよいのかを考えて、行動するしかないようです。 

ここ数日は、非常時の「デマ」についてが問題視されています。 

私自身、「惑わされてはいけない!」と日頃から思ってはいますが、実際には大きなニュースになる前に、トイレットペーパーとティッシュペーパーの大量買いをしてしまいました。 

事の起こりは、仕事の打ち合わせの席で、「マスクの次はトイレットペーパーとティッシュがなくなるらしい」という話題になり、普段、ロジカルに物事を考えて発言する人、数字的なエビデンスを重要視する人、生活者視点で物事を考えられる人……が出席していたにもかかわらず、みんなが「帰りに買って帰らなくちゃ」という発想になり、実際に買ってしまったという笑うに笑えない話となってしまいました。 

他人事として聞いていると、「そんなバカな」と思える話も、自分ごととして考えると、思わずまとめ買いしてしまう、というこの時期特有の不安心理が働くことも実感しました。 

また、企業のリスク管理の点でも、今回のような事業自体もですが、それに携わる従業員、そしてその家族が影響を受ける、「人」へのリスクヘッジが万全といえる企業は限りなく少ないことを浮き彫りにしました。ましてや人手不足と言われている時代には。 

とにかく今、何をすることが最善なのか? それを考えて目の前のできることをやりましょう!ですね。

 

業績を上げる、社長と会社の印象戦略

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルタント

株式会社プライムイメージ 代表取締役

山川碧子

執筆者のWebサイトはこちら  http://www.primeimage.jp

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