農業における知的財産 | 日本コンサルティング推進機構

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農業における知的財産

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

先日、知り合いの弁理士のお誘いでとある野菜農家を訪問し、野菜の栽培現場の見学と農場主へのヒアリングをさせていただく機会をいただきました。

ビニールハウスで栽培している野菜は、センサーとパソコンを使った環境管理がなされており、常に高品質の野菜を切らさず出荷できるよう生産管理がされていました。

農場主いわく、自分たちが行っている野菜の栽培は半導体製造のような装置産業であり、巨額で継続的な投資が必要であり、体力がない農家が生き残ることは難しいとのことでした。

その農場主が心掛けていることは本来の野菜の味を引き出した、高品質のものを適正価格で一定の日程で供給すること、つまり「QCD」の3要素をきちんと管理することで、私は製造業の経験しかしていませんが共通項も多いと感じています。

もう一つ、これは中小企業の共通項として「性能や品質に独自性があり、よいものを提供しているのに、なかなか販売拡大に繋がらない」ということでした。

野菜についても、「よいものを作れば売れる」のではなく、他の農家の野菜と差別化できる点を見出し、それをアピールするためのマーケティング戦略構築とそれを実行するためのツールつくり、ツール活用が必要であることも製造業との共通項です。

ツールの一つが知的財産です。例えば、ITを活用したおいしい野菜の製造システムや、おいしさや独自性をアピールしたネーミングを知的財産を使って押さえていくということもツールになり得ますね。

SNSによる消費者への情報発信も積極的に行っていく必要もあります。

農業においても、知的財産は経営ツールとして十分に活用できる可能性があります。

私たちも、生活の上で必須である食物を供給してくださる農家への知的財産支援に取り組む必要があることを痛感した一日でした。

 

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