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お客様の声とアイデア提案

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「後藤さん、このアイデアは3,4年前に考えたもので、いったんお蔵入りにしていたんですが、先日お客様のお悩みを解決できると思い提案したところ、面白いということで採用に向けて進めることになったんです。」

これは、先日お客様の特許相談に乗っていた際に、そのお客様が提示されたアイデアの採用経緯をお聴きした際に、お客様がおっしゃった言葉です。

このお客様は独立して4年ぐらいの方なのですが、アイデア豊富な方で、独立するからには「武器」が必要と考え、商品アイデアを考えた上で独立された方です。

私はこの提示されたアイデアの先行技術調査をさせていただくことになったのですが、このように「武器」としてもっていたアイデアが採用されたと聞くと、こちらも非常にうれしくなりました。

上の例は、アイデアをすぐに出願せず、お客様に提案し採用されたことを機に動き出した例ですが、中には、「アイデアを盗まれないうちにまず特許出願だ」ということで特許化を先にされるお客様もいらっしゃいます。

どちらが正しいのでしょうか?

特許は先願主義で、公表してしまうと新規性がなくなるという観点からは、先に特許出願する方が正しいといえますし、特許化しても売れるかどうかわからないものに先行投資するのはリスクが大きいという考え方もあります。

結論から言えば、売れるかどうかを確かめる方が先です。売れないものにいくら投資をしても無駄になりますし、上の例のようにひょんなことから、考えていたアイデアが採用されることもあります。このような場合は、採用される見通しが立った時点で出願をすればよいのです。その前にいろいろ手を打つ必要はありますが、基本的には「売れる商品に絞って特許化をする」べきです。中小企業様は特にそうすべきです。

知財化よりマーケティングを優先するようにしてください。

もう一つ申し上げたいことは、「自分の考えたアイデアは、あきらめずにすぐ出せるようにしておくこと」です。

上の例は3年間お蔵入りにしていたものですが、常にお客様の声にアンテナを張り、考えていたアイデアを具体化する準備ができていたから、採用がスムーズに決まったとも言えます。

自分の考えていたアイデアに時代が追い付くということもあり得ます。

決してすぐに採用の見込みがないからといって、あきらめずにお客様の声に耳を傾け、提案できる準備だけはしておきましょう。

 

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